スイス国立チューリッヒ芸術大学教授によるマスタークラス担当教授紹介

ピアノ

Karl Andreas Kolly
カール アンドレアス・コリー

教会オルガニストである父親Karl Kolly とKarl Grenacher から初めにピアノレッスンの手ほどきを受け、Zuerich MusikakademieにてHans Schiker の元で学ぶ。ベルンではKarl Engel の元でマスタークラス受講、1991年には最優秀ソリストディプロマである、Eduard Tschumi Preis を受賞。ルツェルンではMieczyslaw Horczowskiの元でマスタークラスを受講Jecklinコンクール第一位、チューリッヒではLandolt und Hochschul賞、Prix Maurice Sandoz 内のコンクール第一位など数々のコンクールを制覇する。全ヨーロッパ、日本、韓国、オーストラリア、アメリカ合衆国でソロピアニスト、室内楽ピアニストとして、多くのコンサートを行い、大成功を収める。また、インターナショナルミュージックフェスティバルルツエルン、パッサウとドナウでのフェスティバルなどにも参加。チューリッヒ トーンハレオーケストラ、ベルンシンフォニーオーケストラ、スロヴァキアラジオシンフォニーオーケストラ、バルセロナ オーケスタ シンフォニーなどと共演。室内楽ピアニストとしてTrio Novantaを結成し、ブラームス、フランクの全作品集を演奏する。1992年にはシューマンの演奏と共に初CDを作り、好評を博す。それ以来、30枚以上のCDを作成している。現在はチューリッヒ国立音楽大学大学院で教授として指導にあたっている。

Eckart Heiligers
エッカルト・ハイリガーズ

Karl-Heinz Kämmerlingの元でHannover音楽大学を卒業し、Baltimoreでは、Leon Fleischer の元で学ぶ。 様々な奨学生に選ばれる。(USA. Stipendiat der Studienstiftung des Deutschen Volkes, des DAAD und des Deutschen Musik-wettbewerbs. France Graage Performance Scholarship)Vercelli, Athen, Salt Lake City und Oslo等の国際コンクール優勝者であり、ソリスト・室内楽奏者・歌曲伴奏者として、世界中でコンサートを行っている。また、国際コンクールでの審査員も務める。

Hans Juerg Strub
ハンス・ユルグ・シュトループ

Christoph Lieskeによる指導をWinterthur 音楽院で受け、すでにこの時から数多くのコンクールで優勝する。14歳でオーケストラとの共演を果たし、16歳でピアノリサイタルを開催し、 スイス国営ラジオによってレコーディングも行われる。Hannover 音楽大学では、Prof. Hans Leygraの元で学びコンサートディプロムを取得する。Tatjana Nikolajewa, Gaby Cassadesus 、Zoltán Kocsis 、György Kurtág のマスタークラスで研蹟を積み、後の音楽性の発展に大きな影響を与える。1981年に Jaén国際コンクールで3位となり、 1年後 ドイツ音楽大学コンクールで2位を獲得する。«Concours Piano 80»では3度の優勝を果たし、 1986 年には、«Festival International de Jeunes Solistes» in Bordeaux にて銀メダルを獲得する。Hannoverで後進の指導にあたった後、1988年よりチューリッヒ芸術大学で教鞭と取る。1997年には、日本でもマスタークラスを行い、2006年にはゲオルギアの名誉教授となる。ソリスト、室内楽奏者として、ドイツや日本でもリサイタルを行い、Tonhalle-Orchester Zürich und dem Stadtorchester Winterthurとの共演や Gerd Albrecht, Mario Venzago, Theodor Guschlbauer, marc Tardue等と共演する。ラフマニノフピアノ協奏曲や、ブラームス、シューマン等のCDをリリースしている。