2015年6月7日(日)長田舞子ピアノ リサイタル【インタビュー】

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2015年6月7日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで
長田舞子さんがピアノリサイタルを開催されます。
 
リサイタルに向けての抱負をインタビューいたしましたので、
長田舞子さんの演奏を心待ちになさっているファンの方々のために
このブログを書かせていただきました。
 
【長田舞子さん】
高校卒業後渡仏。パリ国立地方音楽院卒業。エコール・ノルマル音楽院高等教育ディプロム及び室内楽高等ディプロムを取得。ヴィル・ダヴレー音楽院ピアノ伴奏科及び音楽教養科を卒業し、2014年帰国。フランス国内コンクール多数入賞。これまでにピアノをドミニク・ジョフロワ、ジャン=マリー・コテ、樋口紀美子の各氏に師事。
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・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
高校卒業後すぐに渡ったパリでの留学生活を終え、昨年10月に帰国しました。在仏中は、先生方、先輩方、仲間たちに恵まれ、素晴らしい学生生活を送ることが出来ました。音楽の勉強ももちろんですが、実際に生活をしないと触れることが出来なかったであろう、ヨーロッパの雰囲気、旅先で見て、体験した数々の事、美しい景色…そういったものも私の中で大きな財産となりました。そのことに対する感謝の気持ちをこめて、演奏したいと思っています。

・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
初めてのソロリサイタルとなる今回のプログラムは、尊敬する師匠たちと勉強してきた曲の中で、特に思い入れのあるものを中心に組みました。まず、バッハの変ホ短調のプレリュードとフーガは、平均律クラヴィーア曲集の中でも傑作といわれる、非常に神聖な雰囲気を持った、厳かな曲です。続く「天使たちのまなざし」のオリヴィエ・メシアンは、20世紀を代表するフランスの作曲家ですが、その作曲書法、創作意欲の根底に深いカトリック信仰があることでも知られています。バッハとメシアンは、その音楽のベースに大変似通ったところがあると思います。そこのところの面白さを楽しんでいただけたら嬉しいです。モーツァルトのソナタ第2番は、短い曲ですが、モーツァルトらしい魅力にあふれています。特に2楽章の旋律の美しさには溜息が出ます。ショパンの練習曲op.25-5と、バラード第4番は、留学生活の中で幾度も演奏してきた、とくに思い出深い2曲です。様々な場面を思いおこし、心をこめて演奏したいと思います。

・あなたにとって音楽とは何ですか。
私にとって、音楽は、いつも支えてくれている周りの人への気持ちを表現する手段なのかなと思っています。音楽を通して見えてくる自分自身と向き合うことが、苦痛な時もありました。それが最近、ようやく、自分に与えられた環境に感謝し、その気持ちを素直に音楽で表したいと思えるようになりました。これからも、演奏者として、指導者として、様々な形で音楽に関わっていきたいと思っていますが、常にその感謝の気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。
 
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公演日:2015年6月7日(日)
 
場所:東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
 
時間:11:30開演(11:00開場)
 
プログラム:
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第8番前奏曲とフーガ 変ホ短調 BWV 853
オリヴィエ・メシアン:「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より「天使たちのまなざし」
モーツァルト:ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K.280
ショパン:練習曲 作品 25-5 ホ短調
ショパン:バラード第4番 ヘ短調
 
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