2016年4月9日(土)鈴木萌子ピアノ・リサイタル【インタビュー】

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2016年4月9日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで
「ロマン派音楽に魅せられて」と題して、鈴木萌子ピアノ・リサイタル が開催されます。
 
リサイタルに向けての抱負をインタビューいたしましたので、
鈴木萌子さんの演奏を心待ちになさっているファンの方々のために
このブログを書かせていただきました。
 
鈴木萌子@Shigeto Imura
鈴木萌子:ピアノ
12歳より柚木祐美子氏によりペース・メソッド指導を受ける。神奈川県立弥栄高等学校芸術科音楽専攻を経て、2015年上野学園大学音楽学部音楽学科演奏家コースピアノ専門を卒業。
第14回スガナミピアノコンクール音大生部門3位。ソロのみならず室内楽や合唱伴奏も数多く手がけ様々な演奏会に出演。ピアノを横山幸雄、山崎紫乃、田中照子の各氏に師事。
 
 
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
リサイタルに向けての抱負は、作曲家が曲に込めた感情や意図、精神性を表現しそれを皆さまに伝えたいです。お客様全員が来てよかったと感じられる演奏を目指します。クラシック音楽に馴染みある方もそうでない方にも何か感じとり、興味を持っていただければ幸いです。
 
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
今回演奏させて頂く、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンは互いに影響し合った作曲家たちです。ベートーヴェンはブラームスが生まれる6年前に亡くなりましたが、ブラームスはベートーヴェンの後継者としての意識を非常に強く持っていたと言われています。
そしてブラームスとシューマンはシューマンが執筆していた「新音楽時報」にブラームスを「新しい道」と題する評論を書き、ブラームスを世に紹介したことで有名です。
ブラームスがベートーヴェンを尊敬していた想い、シューマンがブラームスを「新しい道」と評価した運命的な出逢いや関係性が音楽に表れています。
今回演奏する曲は性格的には異なる作品ですが、ルーツとなるものは同じと感じさせられるプログラムです。
 
・あなたにとって音楽とは何ですか。
私にとって音楽とは大切なことに気付かせてくれる生活の一部分です。
音楽は目で見ることはできません。見えないものだからこそ見えるものがあると思います。
ご飯を食べたり、安心して眠ることができたり、仕事があったり、大切な人と会うことができたり、家族がいるとこだったり、健康だったり…。
当たり前にできていることは、周りの環境や自分に関わる全ての人、自然によって支えられできていることです。
音楽は時間芸術です。過去に戻ることもできないし、未来に行くこともできません。なので毎日の生活を含め、今この瞬間に感謝する、ということを音楽が教えてくれました。
そして音楽は常にわたしを救ってくれるものでもあります。怪我をしたり病気になったり、辛いことや悲しいことがあったり、大きな壁が立ちはだかったりしたときは、音楽が私に人との出逢いや希望を与え、私の行く道を導き幸せにしてくれるように思います。例えいつかピアノが思うように弾けなくなってしまったとしても、ずっと音楽と共に生活をしたいです。
 
 
16040901
時間: 15:30開演(15:00開場)

料金: 全席自由 2,500円

プログラム:
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第30ホ長調 作品109
ブラームス:2つのラプソディ より 第1番
シューマン:フモレスケ 作品20
 
 
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