【ギャラリー】2023年10月31日(火)TIAAフランス音楽シリーズ vol.15 Fêtes galantes 3~雅やかな宴 3~

【ギャラリー】2023年10月31日(火)TIAAフランス音楽シリーズ vol.15 Fêtes galantes 3~雅やかな宴 3~

2023年10月31日(火)にかつしかシンフォニーヒルズ アイリスホールIAAフランス音楽シリーズ vol.15 Fêtes galantes 3~雅やかな宴 3~が開催されました。

ギャラリー

メッセージ

以下は当日配布しましたプログラムより、出演者の田中正子さんからお客様に向けてのメッセージを以下抜粋

本日はお忙しい中、TIAAフランス音楽シリーズ15のコンサートに、ご来場頂きありがとうございます。
今回の、Fêtes galantes〜雅やかな宴〜というタイトルは、TIAAフランス音楽シリーズ第1回のコンサートと同じです。第10回の記念コンサートも同じタイトルでした。今回は、15回目を迎えたこと、ここで原点に戻って、ポール・ヴェルレーヌの詩による歌曲を前半にお送りします。
第1回のコンサートでは、恩師である中村浩子先生に、詩の朗読をお願いしまして、訳詩と原詩を、朗読してくださいました。まるで歌を聴いているかのような朗読に、胸を打たれたのを思い出します。90歳を越してからも、私たちをご指導してくださっていましたが、今年の5月に残念ながら、95歳で他界されました。本日のコンサートでは、その朗読を音源にてお聴き頂きたいと思います。
ポール・ヴェルレーヌの詩は、同じ詩に、複数の作曲家が曲を書いています。本日は、アーン、フォーレ、ドビュッシーの曲を演奏しますが、作曲家それぞれの表現の違いを、どうぞお楽しみください。
後半は、フランス歌曲、オペラアリアの名曲をお届けします。ご存知の曲も多いと思いますが、歌い手それぞれの、役に対する思いや、メロディーの美しさなど、楽しんで頂けたら幸いです。
最後まで、どうぞお楽しみください。

演奏会情報

石井恵子
ISHII Keiko、ソプラノ

千葉大学教育学部音楽科卒。在学中文部省給費生としてパリ・エコール・ノルマル音楽院留学。都立高校音楽教諭職を経て、東京藝術大学大学院修士課程声楽科修了。 91年フランス音楽コンクール第1位(稲畑賞)、92年日本声楽コンクール入選。94~95年アメリカ留学。「カルメン」「エトワール」 本邦初演 「フィガロの結婚」「泥棒とオールドミス」「ヘンゼルとグレーテル」「龍の雨」「たらちね」「しばはま」「ラ・ボエーム」「ファウスト」「パルシファル」「魔笛」「マタイ受難曲」「レクイエム」等に出演。江戸川カルチャー合唱、植草学園短期大学・大学講師 。日本フォーレ協会、コンセール・C、二期会々員。

河内 紀恵
KAWAUCHI Norie、 ソプラノ

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学同声会卒業演奏会出演。二期会オペラ研修所プロフェッショナル・コース総合第3期修了。ソリストとして都内などでソロリサイタルを開催する他、コンサートに多数出演。アメリカ・アスペン音楽祭出演、イタリア・サンタマルゲリータ音楽講習会に参加し、研鑚を積む。日伊声楽コンコルソ、日本声楽コンクール入選。故畑中良輔氏、故東敦子氏、帆足卓也氏に師事。東京芸術大学同声会会員、二期会会員、日伊音楽協会会員、全埼玉私立幼稚園連合会講師、公益財団法人草加市文化協会評議員、草加市文化団体連合会副会長、草加市演奏家協会会長。現在地元草加市演奏家協会会長を務め、演奏活動とともに、協会として「クラシック音楽ジュニアコンクール」「クラシック音楽オーディション」や市民のための「オペラ・オラトリオ塾」「ハートフルコンサート」「ティータイムコンサート」を主催、出演しているほか、コーラス指導、幼稚園や市内の小・中学校、福祉施設などで演奏指導やコンサートを行っている。

佐伯 葉子
SAEKI Yoko、ソプラノ

東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程修了。同大学卒業演奏会、神奈川県立音楽堂新人演奏会及び推薦音楽会に出演。フランス音楽コンクール第1位、日仏声楽コンクール第1位(日本歌曲賞、竹村賞受賞)、日本声楽コンクール第2位入賞。フランス、イタリア、日本の声楽作品を主に、コンサート活動を行っている。オペラでは、ジャブリエ作曲「エトワール」(コンセール・C主催、本邦初演)にラズリ役で出演の他、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」にケルビーノ役、「コシ ファン トゥッテ」にデスピーナ役で出演等。中村浩子、アルダ・ノニの各氏に師事。コンセール・C、日本フォーレ協会、日本演奏連盟会員。

背戸 裕子
SETO Yuko、メゾ・ソプラノ

東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修士課程オペラ研究科修了、新国立劇場オペラ研修所第2期生修了。2002年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークに留学。第37回鎌倉市学生音楽コンクールにて市議会議長賞、ベルトラメリ能子賞、第45回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第2位、第50回同コンクール大学・一般の部奨励賞など受賞、オペラ歌唱コンクール「新しい声」入選。新国立劇場、東京オペラ・プロデュース、東京室内歌劇場、首都オペラ等に多数出演。宗教曲のアルト・ソロを務める他、藤沢リラホール、ルーテル市ヶ谷、Advent Lutheran Church(ニューヨーク)等にてリサイタルを開催。児島百代、故高木浩子、故嶺貞子の各氏に師事。コンセール・C、鎌倉音楽クラブ(鎌倉音楽家協会)会員。

田中 正子
TANAKA Masako、メゾ・ソプラノ

福岡女子短期大学声楽科、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。東京の夏音楽祭、郷土音楽家の夕べ(久留米市)に出演。ジョイントリサイタル、フランス音楽の夕べ、エテルナコンサート、等に出演。コンサート活動の他、モーツアルトの戴冠ミサ、ミサブレヴィス、ベートーヴェンの第九のアルトソロを務める。Fontana di Musicaのメンバーとして、バッハのカンタータなど歌う。メサジェのオペラコミック「ヴェロニク」のエルムランス役で出演。中村浩子、桐山愛海、川口雪子の各氏に師事。アルファ医療福祉専門学校こども保育学科教員。東京音楽学院講師。コンセール・C会員。

折田 真樹
ORITA Maki、バリトン

国際基督教大学卒業。フランス歌曲論にて学位取得。その後東京藝術大学声楽科に進み在学中に安宅賞受賞。卒業時文化会館大ホールにて代表演奏。同大学院独唱課程修了。イタリア、スペイン、スロヴェニアにてオペラ出演。1995年ソビエト崩壊後のモスクワで大量のロシア聖歌譜を取得。研究初演を重ね2003年恵雅堂出版より『近代ロシア聖歌集』上梓。雑誌『ユリイカ』(青土社)、日本ユーラシア協会報への連載等を経て、東西ヨーロッパの音楽的相違が古代ギリシャより続く音階哲学論争に因を発するとの結論に至る。先月丸善出版より刊行の『キリスト教文化事典』に発表。本年よりFontana di Musicaに参加。TIAAにも初参加。現在日本ハリストス教団東京復活大聖堂(通称ニコライ堂)聖歌隊指揮者。

横山歩
YOKOYAMA Ayumi、ピアノ

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学を経て同大学院修了。フランス留学中、フランス国立マルセイユ音楽院にて学ぶ。国内外のコンクールに入賞。東京芸術大学弦楽科、言語芸術科伴奏助手を務めた後、文化庁在外研修員としてフランスに再び留学。J.ルヴィエ氏のもとでソロ、室内楽の研鑽を積む。ピアノソロ、ピアノデュオでのリサイタルをはじめ、室内楽、伴奏、合唱伴奏、楽譜の校訂など幅広い活動を続けている。これまでに桑野緑、勝谷壽子、伊達純、J.ルヴィエの各氏に師事。現在洗足学園音楽大学講師。

曲目

フォーレ:マンドリン、ひそやかに、月の光、牢獄

ドビュッシー:マンドリン、うすら明かりに、月の光

サン=サーンス:オペラ「サムソンとデリラ」より あなたの声に心は開く

アーン:雅やかな宴、牢獄にて