中村晴さん(ヴァイオリン部門中学3年生の部第1位)第46回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

中村晴さん(ヴァイオリン部門中学3年生の部第1位)第46回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第46回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

中村晴 ヴァイオリン部門中学3年生の部 第1位

J.フバイ/カルメンによる華麗な幻想曲 Op.3-3

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――この度は、1位を頂くことができて本当にうれしいです。沢山挑戦してきて講評を振り返り次の演奏に向けて僕の大さじの軽量スプーンしか知らなかった僕の中に小さじスプーンがある事を知り味付けの幅を増やすことができ今回は大きな流れと細かい演奏が出来たのでよかったです。

Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。

――音楽を始めたきっかけは姉です。姉がヴァイオリンを習いたいと言って小さい僕も一緒にレッスンについて行っていたのでついでに始めました。
 コンクールに参加したのは、僕は本番がないと小さいころから練習をしないので、予選、本選、全国大会と3回も素晴らしい舞台で弾けるチャンスがあって講評を頂いて理解して成長につながったのでコンクールに感謝です。

Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。

――レッスンの思い出は沢山ありますが、記憶にある事は僕の先生は自由奔放な僕を怒らずに受け入れてくれたユニークレッスンしてくれて、姉が真面目にレッスンをして真面目にしない僕に怒ってお母さんがヴァイオリンを辞めさそうとすると、先生が僕に素質があると初めて僕を褒めてくれて認めてくれた人でした。小さいけどその時のことを覚えていて、ヴァイオリンが大切な存在になった瞬間でした。最近では、何者でもない僕を素晴らしい先生が手を差し伸べて学ぶことができ、自分が満足のいく練習をしてもレッスンにならい経験が多々あり悔し涙がありましたが、大さじしか知らない僕に小さじを教えて頂き音楽の世界が広がりレッスンが魅力的で楽しみです。

Q.本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。

――本番前のルーティーンはひたすら目を閉じて息を大きく細かく吸うことですが、一番効果的なのは、先生の背中へのビンタです。あれがないと調子が出ないといっても過言でないです。少し恥ずかしいですが、お母さんとのハグは高校生になってからどうするか考えていましたが時々という僕のルーティーンです。

Q.演奏する中でお気に入りの1曲と好きなところ教えてください。

――お気に入りの曲はロンドンデリーの歌です。僕の好きな曲を弾くたびに涙腺が緩くなります。1オクターブ上がった時のメロディーが美しくヴァイオリンの良さが出るので大好きです。

Q.今後の目標、どんな音楽家になりたいか聞かせてください。

――今後の大きな目標は日本一で、難しい目標ですが、その目標のために地道な努力が必要でその努力を続けていける人になることが一番の目標です。

Q.あなたにとって音楽とは?

――僕にとって音楽は一番大好きな言葉です。音を楽しむのは、これより好きな事が僕はないです。色んな人と弾いたり、一人で弾いたり意見が違って喧嘩したり言い合いになっても舞台で音楽を奏でると色んな音が一つになってその時にしか出せない音色が生まれることが素敵なところだと思います。色んな音を奏でられるように時間を大切に多くのことを学んで経験して僕にしか出せない音色を沢山増やして音楽を沢山奏でたいです。