【インタビュー】2026年4月19日(日)Quartet 4tune 1st Recital
2026年4月19日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンでQuartet 4tune 1st Recitalを開催いたします。リサイタルに向けて杉田菜羽さん、森本琳さん、齊藤真希さん、宮﨑一樹さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
杉田:会場にいらしてくださる皆さまと、私が作品に触れて心を動かされた瞬間を共有できるよう、心を込めて演奏いたします。
森本:プログラムが全曲サクソフォン四重奏のために作曲された曲です。クラシカルなサクソフォンの響きに聴き馴染みがない方々にも、この曲達の魅力が伝わるように精一杯表現をしたいと思います。
宮﨑:今回がQuartet 4tuneにとって初めてのリサイタルになるので良いスタートダッシュを決められるよう頑張ります。
聴いてくださる方々に聴きに来て良かった。また聴きたい。と思っていただけるような音楽を創りあげたいです。
齊藤:会場にいらしてくださる皆さまと、私が作品に触れて心を動かされた瞬間を共有できるよう、心を込めて演奏いたします。
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
杉田:今回演奏いたしますアレクサンドル・グラズノフの《サクソフォーン四重奏曲》は、豊かな旋律と壮大なスケール感が魅力の作品です。色彩感あふれる響きや、4人それぞれの個性が重なり合いながら一つの音楽を築いていく過程をお楽しみいただけましたら嬉しいです。
森本:今回のリサイタルでは、我々サクソフォン吹きにとって大事なレパートリーと言って差し支えない曲を選びました。
個人的に注目していただきたいのは3曲目、長生淳さん作曲の『彗星』です。今回の曲目の中では最も新しい曲で、他の3曲とはキャラクターのかなり違う曲になっています。キャッチーなメロディを持ちつつも、4本のサクソフォンが見事に絡み合い現代的な響きを生みます。ぜひその辺りを楽しんでいただければと思います。
宮﨑:1曲目のボザではテナーサックスのソロから始まるロマンティックな雰囲気が特徴な「アンダンテ」と軽快なリズムが特徴の「スケルツォ」の2部構成でふたつの楽章の違いを楽しんでいただきたい。
2曲目のパヴァーヌではサクソフォンの優雅さをお聴き下さい。
3曲目の彗星はトゥヴェール・クヮルテットの為に書かれた曲で、目まぐるしく展開していく旋律が特徴でまるで宇宙を駆け巡っているかのような曲です。
最後の曲であるグラズノフは30分近くの大作で3楽章で構成されているが、中でも2楽章は主題と5つの変奏曲から構成されている珍しい曲です。まるで弦楽四重奏曲を思わせるような音色をお楽しみください。
齊藤:今回のプログラムは全てサクソフォーン四重奏のために書かれた曲を選曲しました。
1曲目に演奏するウジェーヌ・ボザ作曲《アンダンテとスケルツォ》は、テナーサクソフォンの美しく牧歌的なソロで幕を開けます。本番の緊張に打ち勝ち、日頃お世話になっている方々への感謝の気持ちを込めて歌い上げたいです。
他の曲においても、クラシカルなサクソフォーンを聞き馴染みのない方でも満喫していただけるのではないかと思います。
サクソフォーン四重奏が織りなす豊かな表情をお楽しみください。
あなたにとって音楽とは何ですか。
杉田:私にとって音楽は、日々の中心にある存在です。音楽に思い悩まされることもありますが、頭の中で思い描いたイメージを楽器を通して表現できた瞬間の喜び、そして仲間とアンサンブルをし、同じ方向を見つめながらそれぞれの音が重なり合ったときの高揚感は、何ものにも代えがたいものです。
そのような琴線に触れる瞬間を追い求めながら、日々音楽と向き合っています。
森本:ご褒美だと思います。
それは何か頑張ったことに対するご褒美というよりは、人間として生きていることへのギフトという感覚が近いかもしれません。
ただの空気の振動から色彩や感情を受け取り感動する、その能力を何故人間は得たのかという問いを立てたとしても恐らく答えは出せない、ある種神秘的な領域に音楽はあると考えます。
そのご褒美を余すことなく堪能するために、日々感謝しながら活動をしています。
宮﨑:常に自分のそばにあるもので、自分に様々な感情を教えてくれたり、演奏している時は自分がその音楽をどう感じているかを伝えてくれるものだと思います。
齊藤:音楽は常に隣り合わせのものなのでしっかり意識したことはないのですが、他人や自分と向き合う時間を与えてくれるものだとさまざまな思いを巡らせながら考えました。
そんな貴重な機会を与えてくれる音楽はやっぱりかけがえのない存在ですし、私の生き甲斐です。
演奏会情報
出演者

杉田菜羽
昭和音楽大学弦・管・打楽器演奏家I
コースを経て、現在同大学大学院修
士課程に特待生として在学。第10回
Kサクソフォーンコンクール大学・一
般の部で特別優秀賞を受賞。これま
でにサクソフォーンを林田崇義、山
田忠臣、大森義基の各氏に師事。
Alexandre Souillart氏のマスターク
ラスを受講。

森本琳
12歳よりサクソフォーンを始める。昭
和音楽大学短期大学部を特待生とし
て在学、優等賞を受け卒業。同大学
研究生を2年修了。2022年度第2回
昭和音楽大学推薦演奏会、同大学卒
業演奏会、第20回サクソフォーン協
会新人演奏会に出演。サクソフォー
ンを金山佑真、松原孝政、室内楽を
松原孝政、榮村正吾の各氏に師事。

宮﨑一樹
茨城県阿見町出身。昭和音楽大学
弦・管・打楽器コースを卒業。第53
回茨城県芸術祭県民コンサートに
出演。BlueRoseのメンバー。これま
でにサクソフォーンを坂口大介、織
田和優、有村純親の各氏に、室内楽
を松原孝政、榮村正吾、神保佳祐、
小山弦太郎、野原武伸、有村純親の
各氏に師事。

齊藤真希
昭和音楽大学演奏家コースを特待生
として卒業。現在同大学研究生に在
学。同大学卒業演奏会に出演。第11
回Kサクソフォーンコンクール大学・
一般の部において第1位。第92回東
京国際芸術協会新人演奏会オーディ
ションに合格し奨励賞を受賞。サクソ
フォーンを藤田美斗里、鶴飼奈民、福
本信太郎、彦坂眞一郎の各氏に師事。
曲目
ウジェーヌ・ボザ:アンダンテとスケルツォ
フェルナンド・デュクリュック:パヴァーヌ
長生淳:彗星
アレクサンドル・グラズノフ:サクソフォーン四重奏曲 変ロ長調 作品109
-
前の記事
【コンクール結果速報】第50回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール茨城本選【ピアノ・声楽部門】 2026.02.16
-
次の記事
【インタビュー】2026年4月19日(日)玉置渚&堀川愛夏 デュオリサイタル 2026.02.20
