2026年10月31日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで富田梨花子&中館佳恋 デュオリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて富田梨花子さん、中舘佳恋さん、工藤佳音さん、小川結理香さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
富田梨花子さん:今回、初めて自分たちでリサイタルを開催することになり、嬉しさと同時に大きな責任も感じています。これまで学んできたことを一つひとつの音に込め、聴いてくださる皆様の心に残る演奏をお届けできるよう、本番まで大切に準備していきたいと思っています。 また、二人で演奏するからこそ生まれる音楽を大切にし、それぞれの個性を活かしながら、一つの音楽を作り上げていきたいです。このような貴重な機会をいただけたことに感謝しています。
中館佳恋さん:はじめてのリサイタルを、これまで切磋琢磨してきた友人と迎えられることがとても嬉しいです! 聴いてくださる皆さまの心に残る時間をお届けできるよう、そして私たち自身も音楽を楽しむ気持ちを大切にしながら、本番に向けて準備を進めてまいります。
工藤佳音さん:この度は貴重な機会をいただき嬉しく思います。 中館佳恋さんの独唱の伴奏に加え、二重唱の伴奏も務めさせていただきます。歌声を楽しみながら、心を込めて演奏いたします。
小川結理香さん:今回のリサイタルを通して、声楽とピアノが一緒に音楽を作り上げ、私たちだからこそできる表現をみなさまに届けられる演奏にしたいです
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
富田梨花子さん:今回は、歌曲やオペラアリアを中心に、様々な作品を選びました。それぞれの作品には、愛する人への想いや憧れ、祈り、喜び、葛藤など、人間のさまざまな感情が描かれています。 それぞれの作品に込められた登場人物の想いや言葉を大切にしながら、音楽を通してその感情を皆様にお届けしたいと思っています。同じ「愛」をテーマにした作品でも、時代や作曲家、登場人物によって表現される感情は異なります。その違いも感じながら聴いていただけたら嬉しいです。
中館佳恋さん:華やかで軽快な二重唱から、登場人物の心情が深く描かれるオペラアリア、そして美しい詩や旋律が魅力的な歌曲まで、バラエティに富んだ数々の作品をお届けします。
一見すると雰囲気の異なる作品が並んでいますが、どの曲も、「好き!」という気持ちを大切に選んだ曲ばかりです。その一曲一曲に込めた私たちの想いを、演奏を通して皆さまにお届けします!
工藤佳音さん:静かで厳かな宗教的な作品から華やかで美しいオペラアリアまで様々な魅力が詰まったプログラムになっているように思います。素敵な歌声をピアノがときに支え、ときに歌声と溶け合う響きをお楽しみいただけますと幸いです。
小川結理香さん:歌とピアノの掛け合いや和音の変化によって緊張感や華やかさが増していく過程に注目していただきたいです。また時代による音楽の違いを楽しんでいただきたいです
あなたにとって音楽とは何ですか。
富田梨花子さん:私にとって音楽は、気づいたときにはいつもそばにあるものでした。小さい頃から、気づけば歌っていました。音楽は私にとって、特別なものというより日常の一部になっていたのだと思います。 高校では、音楽を続けていくことに悩み、心が折れそうになったこともありました。「自分は何をしたいのだろう」と迷い、音楽そのものが分からなくなることもありました。それでも、歌うことをやめずに向き合っていると、不思議と心が軽くなり、また前を向くことができました。 音楽は、いつも答えを与えてくれるわけではありません。でも、迷ったときに立ち止まり、自分自身と向き合うきっかけを与えてくれるものだと思っています。これからも、音楽とともに悩み、その一つひとつを自分の音に変えていけるよう、歩み続けていきたいと思います。
中館佳恋さん:ずっと自分の隣にあったものです。振り返ってみると、嬉しい時も、何かに悩んでいる時も、いつも音楽がそばにありました。だから私にとって音楽は、特別な時にだけ存在するものではなく、自分の感情と自然につながっているものなのだと思います。 少し大袈裟に言うと、感情の延長線上でもあるかもしれません。言葉にすることで形を決めてしまうのではなく、音や声そのものに感情をのせることで、自分でも言葉にできないようなありのままの気持ちまで表現できるところに、音楽の魅力を感じています。
工藤佳音さん:私にとって音楽は、日常生活の中の癒しです。嬉しい時も辛い時も寄り添い、自然と心の内を整理してくれる存在です。また、大学での学びを深める中で、音楽の奥深さを日々感じています。
小川結理香さん:音楽とは、演奏者の思想や感性を音に託し、それを聴く人の心へと届け、心を動かすことのできるものだと考えています。
演奏会情報
出演者

富田梨花子 Rikako TomitaSoprano
都立総合芸術高等学校卒業。東京音楽大学音楽学部声楽科1年在学中。第4回東京国際管弦声楽コンクール第1位、第31回日本クラシック音楽コンクール最高位、第41回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール第4位、第49回同コンクール入賞。米谷朋子氏、市野梨沙氏に師事。現在、菅有実子氏、林正子氏に師事。

中館佳恋 Karen NakadateSoprano
都立総合芸術高校を経て東京藝術大学声楽科2年在学中。2024年6月オーディション合格者による演奏会に出演(東京文化会館)。第78回全日本学生音楽コンクール東京大会声楽部門高校の部入選。東京シティオペラ協会『ジャンニ・スキッキ』Gheraldino/Guccio役で出演。小宮順子氏、腰越満美氏に師事。

工藤佳音 Kanon Kudo Piano
第24回ショパン国際ピアノコンクール in ASIAコンチェルトC部門アジア大会銅賞。第5 回ドビュッシー国際ピアノコンクールG部門第2位。英国王立音楽院にてマスタークラスを受講、演奏会に出演。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校ピアノ科を経て、現在東京藝術大学音楽学部楽理科2年在学中。

小川結理香 Yurika Ogawa Piano
5歳より桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室に入室。第39回JPTAピアノオーディション全国大会優秀賞及びトッパンホール全国優秀者演奏会出演。2023年ピティナ・ピアノコンペティションF級入賞。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)卒業。加藤明子、関本昌平、石井克典、稲田潤子の各氏に師事。現在、東京音楽大学ピアノ演奏家コース学部2年在学中。
曲目
中館佳恋 ―
アルディーティ:口づけ
ベッリーニ:オペラ「夢遊病の女」より “ああ、信じられない”
富田梨花子 ―
ドビュッシー:星の夜
ドニゼッティ:オペラ「ラメンモールのルチアより “辺りは沈黙に閉ざされ”
富田梨花子・中館佳恋 ―
モーツァルト:オペラ「フィガロの結婚」より “手紙の二重唱”
ドリーブ:花の二重唱
他


