全日本ジュニアクラシック音楽コンクール

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第35回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 参加者の声

 

全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで入賞された方よりメッセージをお寄せいただきました。

※皆様からのメッセージの一部を抜粋して掲載しています。

ピアノ部門 高校2年生の部 第1位 藤川天耀さん

演奏するときに気をつけていることを教えてください。
――私が演奏するときに1番気をつけていることは、自分の演奏を聴いているお客さんの気持ちを考えた時、楽しんで聴いてもらえているか考えることです。本番まで自分が曲について考えたことを(例えば強弱
やメロディがどこまで続いているのかなど)しっかりお客さんにわかってもらえるような演奏をすることが1番大切だと思います。

これからコンクールを受ける皆様に一言お願いします。
――上記をコンクールでやるというのはとても難しいことですが、審査員の先生方も受験者の持っている音楽性をすごく見るとおもうので、本番まで準備してきたことを落ち着いて披露出来ると良いと思います。

最後にあなたにとって音楽とは何でしょうか。

――私にとって音楽とは将来職業にしたいものです。演奏で食べていくのはとても難しいことなのは十分わかっていますが何かしら音楽に携わる仕事をしたいと思って今はピアノを練習しています。

ピアノ部門 大学生の部 第1位 藤村瑛亮さん

音楽を始めたきっかけは何ですか。
――もともとは姉がピアノを習っていたのですが、小学校卒業と同時に辞めてしまったんです。「せっかく買った電子ピアノを、誰も弾かないなんて勿体ない!」と両親が思っていたところ、当時テレビの歌番組を見ながら一緒に歌ったり踊ったりしていた
私を見て、音楽教室に通わせたのがきっかけです。今考えてみれば、まさか音大に入って音楽漬けの生活を送るなんて、誰一人想像もしていませんでしたね。ただ昔から音楽はずっと好きでした。

コンクールに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
――なぜ当コンクールを受けようと思ったかというと、自由曲で、予選本選の会場も自由に選択できるので、自分のペースで参加することが出来るからです。また、「今練習している曲をホールで演奏したい。審査員の方から講評を戴き、参考にしたい。」など、今後の演奏に繋げられたらと思って受けました。講評では丁寧で的確なアドバイスを頂けたのが印象に残っています。有難うございました。今回3回目の参加だったのですが、今年大学4年生で、今回機会を逃すともう出られないと思い、日程や選曲もよく考えて参加しました。最後に第1位を頂き、とても嬉しかったです。

演奏するときに気をつけていることはありますか。
――本番で演奏するとき、よく周りから、「全然緊張しないよね。」とか、「本番強いよね。」なんて言われることもあるのですが、実際はとても緊張してしまいます。特に高校生の頃までは、人一倍手は震えるし、頑張って弾こうと思うと力んだり、どんどん速くなったり…。弾くことに精一杯だったんです。ただ、大学生になってコンサートに出る機会が増え、またそのきっかけでたくさんの音楽家、演奏家の方々と出会い、音楽について色々な事を学んだり、感じることが出来ました。それまで、「どうやったら上手く弾けるか。」ということばかり意識していたのが、「演奏、音楽を通し、聴きに来てくださる方々にどんなメッセージを伝えられるか。」ということを考えるようになりました。「今まで練習してきたことを振り返り、今自分が出来る事をしよう。“過信し過ぎず自信を持って”」そう思いながら演奏することで、以前と比べて気持ちも大分楽になり、良い緊張感を持って自然に演奏できるようになりました。

これからコンクールを受ける皆様に一言お願いします。 
――コンクールを受ける利点としては、普段の練習とは違った環境の中で演奏できることや、審査員の先生方から講評を戴けること、周りの参加者の演奏を聴けること、たくさんあると思います。また、人前で演奏することは本当に重要なので、少しでも多く本番を積み重ねる事が大事だと考えています。私はよく学内定期試験の前、コンサートやコンクールの前に、ピアノ科の人達と何度も試演会を開いて本番練習をするのですが、人前で弾くというのも日頃の練習の一環と考えて、例えまだ練習期間の少ない曲でも積極的に弾く事を心がけています。コンクールを参加することは必ず何か得るものがあるので、積極的に参加してほしいです。

最後に今後の目標を教えてください。

――年齢的な問題でどうしても現実的な話になってしまいますが、大学4年生になると周りの多くは、来年から企業で働く人や音楽教室で講師になる人など、現在のように楽器に打ち込むことがどうしても出来なくなってしまいます。音楽はスポーツと違って引退というものは無いですが、どんな進路であれ、学生と違い自分のために音楽を学ぶ時間は確実に少なくなります。私は大学院に進みあと2年勉強したいと思っていますが、何のために学ぶのか良く考えて、充実した2年間を送ることが出来るように、音楽と真摯に向き合っていきたいです。

声楽部門 高校生の部 第1位 老川鈴唄さん

音楽を始めたきっかけとコンクール参加の契機は何ですか。
――幼い頃、母が私をピアノ教室へ連れて行ってくれた事が、私が音楽を始めたきっかけです。高校生になり、コンクールにはとても興味がありました。沢山の人の前で、舞台上で歌う事、多くの先生方に見て頂く事、同世代の方々の演奏を聴く事、そして
自分の実力を試す事など、様々な良い経験が一度に出来る、コンクールというものに、自分も参加してみたい、と思っていました。
そんな時、私のお友達が数名、声楽部門や他の部門でも賞を頂いており、冊子の後ろにお名前が掲載されていたのを見て、受けてみたいと思ったのがきっかけです。

コンクール当日の思い出をお聞かせください。
――どの会場でも、本当に緊張して、ずっと不安でいっぱいでした。特に全国大会は、予選や本選とはまた違った、もう一段階重い張り詰めた空気感があり、本当にずっと緊張していました。思い出は…全国大会時に、本番前も本番後も、伴奏の先生と二人で道に迷い、楽屋や舞台袖の場所がわからず、一番大事な時にずっと焦っていたことです…。方向音痴な私は、今後はそうならない様事前に場所を確認しておこう、と反省致しました…。

演奏時はどのようなことに気をつけていますか。
――演奏する時に気を付けていることは、いつも歌うその役になりきって歌う事、楽しんで歌う事、自分の声と会場の余韻を感じてみる事、先生方に教えて頂いた事を一つずつ歌いながら冷静に再現する事、です。

これまでのレッスンでの思い出はありますか。
――発声のレッスンをして頂く日には、いつも、新しい発見と、楽しさ、嬉しさ、そして慣れない大変さが一度にあふれて、その度強い思い出になっています。発声を変える時が、やはり一番迷い、大変な時です。中でも、以前歌った曲をもう一度新しい発声で歌う事は、前の発声に戻りやすくなってしまい、とても難しいです。しかし、それを乗り越えクリアできた時は一番嬉しいです!又、表現の勉強の為に、先生が私と一緒に演技をつけて歌ってくださる時などは、本物の歌が聞けてその度にとっても感動し、この時間が終わりたくない!!と思える程に楽しかったことの1つです。

これからコンクールを受ける皆様に一言お願いします。
――コンクールでは、いつも身の回りでは出会うことが出来ないようなとっても上手な同世代の方々の演奏をたくさん聞くことが出来たり、普段教えて頂くことの出来ない先生方から、とても丁寧であたたかいお言葉やアドバイスを頂くことが出来たりします。自分が歌う事や、その結果というのもとても大事なことなのですが、演奏を聴いて感じたことや先生方のお言葉を、しっかり理解して生かす事、それこそが、コンクールの醍醐味、コンクールを受けて一番勉強になることだと私は思います。そして、コンクールを受けさせてくださる先生、ご両親、自分の歌を聴いて評価してくださる方々に、感謝をし、楽しくコンクールを受けられる事をお勧めします。

今後の目標と将来の夢を教えてください。
――私には、表現力や声量が、先ずは一番足りないと思うので、知識や表現の幅を増やし、発声を改善したり筋力をつけたりして、もっとレガートに歌えるように、人を歌の世界に引き込むことが出来るように、日々研究して、練習して参りたいと思っています。
人を感動させ、幸せをたくさん与えられる、そしてその曲や、その作曲者の素晴らしさを、聞いてくださる方々に最大限に伝えられる、そんな演奏家に私はなりたいと思っています。

最後にあなたにとって音楽とは何でしょうか。

――いつも、どこにいてもわかるくらい、私は幼い頃からずっと歌っていたい人でした。私にとって音楽とは、その場を明るく柔らかくし、無いと少し淋しい、柔らかい光のような、そんなあたたかい存在です。自分が演奏する事は、本当に楽しい!大好きです!!たとえ大変でも、それは全く嫌ではありません。しかし、今後私が音楽の道を目指すうえで付き合っていくにあたり、音楽は、そうあたたかくは無い存在になっていくのだろう、と思います。自己満足で、終わってはいけない。とくに歌は、誰でも出来る事だからこそ、頂点に立つというのは本当に難しい…。きっと想像を絶する程大変なことだと思います。それでも、そうと分かっていても続けていたいのは、「好きだから」。この一言に尽きます。音楽がなければ、今の私の生き方は180°違かったと思います。音楽は、私を楽しく幸せにしてくれる、本当に大切な、大好きなお友達です!!

弦楽器部門 小学生高学年の部 第1位 大岩宝新さん

音楽を始めたきっかけは何ですか。
――小さい頃から歌や楽器のおもちゃで遊ぶのが好きだったそうです。自宅の目の前に音楽教室ができたのをきっかけに、両親が何か音楽を習わそうということになり、特にバイオリンのおもちゃでよく遊んでいたので、数あるコースの中からバイオリンを選びました。

コンクール当日の思い出をお聞かせください。
――初めのうちは、コンクールの前日から緊張して眠れなかったり、当日も落ち着かなくて、不安になったり、いつも思うような演奏ができませんでした。今も緊張はしますが、少しずつ舞台の上で、自分の気持ちを音に出せるようになってきたと思います。

演奏するときに気をつけていることはありますか。
――後ろに座っている人まで、きれいな音を響かせられるように心がけています。

今後の目標と将来の夢を教えてください。
――ひとつひとつの音を大切に丁寧に演奏する気持ちを忘れないようにしたいです。音と音の間にも気を配れるようになりたいと思っています。美しい音楽は人の心を癒したり、元気を与えたりすることができます。聴いてくれる人の心に響く、きれいな音色を奏でられるバイオリニストになるのが夢です。

最後にあなたにとって音楽とは何でしょうか。

――ぼくにとって音楽は宝物です。音楽やバイオリンは、普段は得られないような経験だったり、想像を超える喜びや辛いことなど、本当にいろいろなことを教えてくれます。それから、音楽を通じてたくさんの人と出会ったり、つながることができます。ぼくを大きく成長させてくれるバイオリンとこれからもずっと一緒にいたいと思っています。

声楽部門 中学生の部 第1位 星卓澄さん

演奏時はどのようなことに気をつけていますか。 
――演奏するときに気を付けていることは「呼吸」です。我々コンクールを受ける身にとっての天敵は「過度の緊張」。それを落ち着けるため、また息を1種の表現技法にするため、呼吸には特に気を遣っています。

どのような音楽家になりたいですか。
――世界には様々な個性を持った歌手がいっぱいいます。それは我々が思い浮かべる数を遥かに超えると勝手に思っています。そして持ち合わせた個性を歌という形にして有名になった大物歌手も数多く存在します。その例でわかりやすいのは「三大テノール」。圧倒的な歌唱力で無数の人々を魅了した彼らに憧れる人は僕だけではないと思います。しかし彼らの歌は個性であって、それを我々が複製することは出来ない。目標として彼らを提示しても、結局は自分の持っているかもしれない個性を信じるしかないのでしょう。ならば僕は、自分の持っている個性で人々を魅了できる音楽家になりたいと感じます。

最後にあなたにとって音楽とは何でしょうか。

――よく聞く言葉ですが、音楽は身の回りにあふれています。音楽は大変原始的なもので、些細なことから始まって些細なことで終わります。例えば人がピアノの鍵盤を触り始めたら音楽が始まり、その人が鍵盤から手を離したら音楽が終わります。そしてその人が上機嫌になって鼻歌を歌いだした時にも音楽は始まり、食事を始めて鼻歌を辞めると音楽は終わります。このことより、音楽は本当に簡単に開始できると考えられるでしょう。しかし開始することが簡単だから、それを正確なまま終了させることに難しさがあります。例えば僕が舞台で音を外せば僕の中の「正確な音楽」は終了し、そこからは邪念を交えた何とも言えない音楽が開始します。どんな種類の音楽でも、それがたとえ始まってほしくない音楽だったとしてもそれは簡単に開始してしまう、そして誤魔化しも効かない。そこに音楽の本当の難しさが潜んでいるように思います。僕にとって音楽とは、「天国と地獄を持ち合わせた難敵」であり、永遠に攻略できないのではないかと思っています。

作曲室内楽部門高校生の部 第1位 石川康平さん

音楽を始めたきっかけは何ですか。
――小学校6年生の時にやることがなく、何か特技がほしかったためピアノを始めました。高校1年生の頃に指揮者に憧れ指揮の勉強を少し独学したのち、いま師事している先生に指揮を習おうとしたところまずは作曲を始めた方がいいと言われ2年間和声、対位法、コラールなどの基礎理論を教わり、高校3年になり作曲を本格的に始めました。

コンクール当日の思い出をお聞かせください。 
――ほかの受験者の方も大変素晴らしい曲を作っていて、その中で拙作を演奏できることにとても喜びを感じました。

これからコンクールを受ける皆様に一言お願いします。 
――コンクールを受けるということは今の自分の実力を試すということもありとても素晴らしい機会です。ですので、自信をもって受けるべきだと思います。

今後の目標を教えてください。
今回はありがたいことに第1位を受賞させて頂きましたが、自惚れないようこの機会を自信に変えてこれからも音楽に臨みたいと思います。

最後にあなたにとって音楽とは何でしょうか。

――僕にとって音楽とは常に上品且つ謙虚に、時に貪欲に臨むものだと思います。