全日本ジュニアクラシック音楽コンクール

47th
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第43回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール参加者の声Voice of participants

全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで入賞された方よりメッセージをお寄せいただきました。※一部を抜粋して掲載しています。

アイコンのあるお写真をクリックすると、全国大会の演奏動画がご覧いただけます。※但し著作権が消滅していない外国曲の場合は公開ができないことがあります。

声楽部門 大学生の部 第1位 我妻 直輝さん

我妻直輝

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――私には2個上の姉がいまして私が中学1年生の時に姉が合唱部の部長だったため合唱部の顧問の先生から声をかけていただき兼部という形で入部したのがきっかけです。
このコンクールを受けたきっかけは2年生となり大学生活に少しずつ慣れてきたためそろそろコンクールに出場しようと思い大学でついている先生に相談してみたところこちらのコンクールを紹介していただき今回出場致しました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――何か喉に効果があるというわけではないのですが必ずほうじ茶を飲むようにしていますまた集中力を高めるために自分は必ずBOYSTYLEさんの「ココロの地図」という曲を聴いています。
そのほかにもステージに立ったらピアニストが譜面の準備や椅子の高さを調節しているときにピアノに手をおいて深呼吸をしたりしています。常に最高のパフォーマンスができるよういつも同じリズムでステージに立ちたいと思っているのでルーティーンは特に大事にしています。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――正直歌が自分の人生にとってここまで大きな存在になるとは思っていなかったです。
ここまで続けてこられたのは周りの環境とそこで出会った沢山の仲間、支えてくれた家族のおかげだと思っています。
常に感謝の気持ちを忘れず沢山の人に愛される音楽を奏でられるよう精進していきたいと思います。

金管楽器部門 高校生の部 第1位 宮浦 千弘さん

宮浦 千弘

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――姉が吹奏楽部に入っていたのがきっかけで小学生の時に楽器を手にし中学生になってから吹奏楽部に入部しました。私はクラスで1番成績がいいわけでもなく、足がとても速いという訳でもなく普通以下レベルです。ですが何か特別得意なことを見つけたいと思い始め、その当時唯一音楽に魅力を感じ夢中になれたのでたくさん向き合いました。そして様々なソロコンクールなどに挑戦するようになりました。

本番中意識したことは?
――本番前、いろんな出来事がありました。それでも本番では曲に入り込みその時の感情を、楽器を通して表現しました。私は緊張をする事はほとんどなくなりましたが本番前にどんな事があっても気持ちを整えて本番に挑むということをまた一つ学ぶことができました。この経験が私を強くさせてくれたと思って感謝しつつ前に進んでいきたいと思います。

あなたにとって音楽とは?
――私を唯一裏切らず幸せにしてくれる存在です。

フルート部門 高校生の部 第1位 関山 美優さん

関山 美優

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――4歳から音楽教室でピアノを習い始め、小学4年生で学校の吹奏楽クラブに入ったのがフルートとの出会いです。
中学校でも3年間吹奏楽部に所属し、部活漬けの毎日を送りました。
高校入学後、フルートのレッスンを始めて、音大進学を意識するようになりました。このコンクールに参加させていただいたのも、受験の前に演奏する機会を増やすためです。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――前日の夕飯は決まってオムライスを食べています。また、本番直前は軽いストレッチや深呼吸をしてリラックスするようにしています。

本番中意識したことはなんですか?
――緊張せず平常心でいられるように、伸び伸びと楽しんで演奏できるよう心掛けています。

木管楽器部門 高校生の部 第1位 米山 大空さん

米山 大空

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――中学校に入学して、特にやりたい部活が無く迷っている時、友達に誘われた吹奏楽部になんとなく入部し、サックスに出会ったのが音楽を始めたきっかけでした。それまで音楽とは一切関わりのない生活を送っていたのですが、いつのまにかサックスが、音楽が生活の中心になっていました。このコンクールのことはヴァイオリンをやっている学校の友人に聞き、腕試しをして見ようと思い参加しました。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――今まで色々なコンサートを観てきて、感動という言葉だけでは言い表せない衝撃、ドキドキやわくわくを感じてきました。今はそれを受ける側ですが、いつかは自分が聴いてくれる方にそれを与えることができる演奏家になりたいと思っています。また、今日のサックスや吹奏楽などのコンサートの観客は、ほとんどが現役の吹奏楽部や経験者、普段楽器を触っている人で占められています。これでは良いものを作って届けても、その小さいコミュニティの中でしか受け取ってもらえません。自分が大好きで、演奏している音楽を、小さい世界で作られ、消費される音楽ではなく、J-POPなどのようにもっと大きな世界で、経験の有無など関係なく親しめるような音楽にするというが、今度一生音楽をやっていく上での最大目標です。

あなたにとって音楽とは?
――今生きていて1番楽しいことです。

弦楽器部門 高校3年生の部 第1位 大保 あゆみさん

大保 あゆみ

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――明確なきっかけは覚えていないのですが、NHKの「クインテット」という番組を幼少期によく観ていて、それでクラシック音楽が好きになったような気がします。ある日突然「ヴァイオリンやりたい」と言い出した記憶があります。
このコンクールは丁度10年前、小学二年生の時に当時師事していた先生に勧められて受けた人生で初めてのコンクールです。今回10年越しに第1位を頂けてとても嬉しく思います。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――私は、音楽は世界共通の言語だと思っています。なので言葉が通じなくても音楽で喜びや悲しみを分かち合うことができると思います。
今世界は戦争や新型コロナウイルスなどの影響で悲しみや苛立ちを覚える場面が多くありますが、そういう時こそ不要不急などと言わず音楽の力を最大限に使うべきだと私は思います。
私は、聴いてくださる方々の心に寄り添うような温かく、心地よい演奏ができるようになりたいです。また、音楽療法の分野にも興味があるので、これから勉強していきたいと思っています。

あなたにとって音楽とは?
――精神安定剤のようなものです。嫌なことがあった時、悲しいことがあった時、音楽はそれに寄り添ってくれる気がします。
しばらく弾いていると嫌なこともどうでもよくなってきたりします。
精神面だけでなく、体調が悪い時も楽器を弾いていたり音楽を聴いているとよくなったりします。
常に何かしらの音楽が頭の中に流れています…笑
それだけ無くてはならない存在です。

弦楽器部門 高校2年生の部 第1位 西川 奈那さん

西川 奈那

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――母がレコード会社のディレクターだったので家に大量のCDがあり、小さい頃から家ではいつも音楽が流れていました。また、0歳児でも聴けるコンサートなど、赤ちゃんや子供でも入場できるクラシックコンサートに小さい時からたくさん連れて行ってもらいました。3歳の時、子供向けコンサートで楽器体験があり、ヴァイオリンを弾かせてもらったところ子供心に魅了されてしまい、「これが欲しい!」と両親に言いました。買ってもらった10分の1サイズのヴァイオリンを自己流にギーコーずっと弾いていたので、早く正しく習わせなければと両親が思い、3歳からソルフェージュを始め、4歳からヴァイオリンを習い始めました。今回、7年ぶりのコンクール参加でしたが、このコンクールは上手な方々がたくさん参加されているので、私も挑戦しました。予選・本選の講評は何度も読み返して、全国大会に挑みました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――頭が働くように、そしてリラックスできるように、楽屋で甘いものを必ずとります。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――オーケストラの団員になりたいです。小学校3年生の時に、オーケストラの団員の方々と弦楽四重奏を弾かせて頂いて以来、アンサンブルが大好きになりました。
学校でもオーケストラの授業が一番楽しみな時間です。音が重なった時の一体感が好きで、ゾクッとするくらい弾いていて感動する瞬間がたくさんあります。

声楽部門 高校生の部 第1位 武田 明子さん

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――音楽を始めたきっかけは、中学3年生の合唱コンクールです。歌うことの楽しさを知り、音楽科のある高校に入学し、声楽を専攻しました。こちらのコンクールは、声楽を教えていただいている先生からお話をいただき、参加しました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――身体全体を使って演奏するために、歌う前に柔軟運動を行い、身体をほぐしています。本番前は、自分の好きな曲を聴いて気持ちを落ち着かせ、集中力を高めています。また、伴奏をしてくださる方とお話をすることで、緊張を和らげています。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――伝えたい想いを、歌で伝えられる演奏家になりたいです。「歌うことが好き」という気持ちを忘れず、これからも日々の練習を頑張っていきたいです。

ピアノ部門 高校2年生の部 第1位 黒澤 怜愛さん

黒澤 怜愛

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――3歳の頃、クラシック好きな母が、脳の発達のためにと、私をピアノ教室に入会させてくれたことがきっかけです。
このコンクールは、音大進学を目指すにあたり、より多くの舞台経験を積みたいという思いから、今回初めて参加させていただきました。初参加でこのような栄えある賞を受賞することができ、大変光栄です。ありがとうございます。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――まずは音大進学が第一目標ですが、大学進学後の音楽留学も視野に入れながら、国内外で多くのレッスンやコンクールに参加したいです。
向上心を持ち、常に演奏のブラッシュアップを怠らず、聴衆の心に響く音楽を奏でられるような演奏家になりたいです。

あなたにとって音楽とは?
――心の拠りどころであり、生涯を通じて学んでいきたいものでもあり、私の人生そのものです。

弦楽器部門 中学3年生の部 第1位 松木 翔太郎さん

松木 翔太郎

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――特にルーティーンはきめていませんが、本番前は無意識に身体が硬くなってしまうので、力をぬくことを意識しています。

本番中意識したことはなんですか?
――意識しているかはよくわかりませんが、常々、音楽の呼吸、拍子の呼吸を意識しています。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――師匠からよくお話してもらうことですが、ただ上手なヴァイオリンニストではなく、よい音楽家、優れた表現者になれるよう日々、いろいろな角度から勉強していきたいです。

弦楽器部門 中学2年生の部 第1位 坂口 碧望さん

坂口 碧望

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――赤ちゃんの頃から耳がよく、小さな音にも泣いていました。母が市民合唱祭を聴きに連れて行くと、1歳半の私は泣くことなく身を乗り出して聴いていたため「この子は音楽が好きなのでは」といろんな楽器や歌の演奏会に通うようになりました。そんな私にとって、自分で楽器を演奏し始めるのは自然なことでした。
コンクールには、同世代の人の演奏を聴いてみたいと参加しました。ここ2,3年はコロナ禍で県外の先生の元にほとんど通えなくなり自主練習が続いたので、自分の力量を測りたい気持ちもありました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――本番前に過度に緊張するタイプではありませんが、舞台袖では顔をマッサージして笑顔でいるように努めています。軽くジャンプして余計な力を抜くようにもしています。前の出場者の演奏を聴いて心が躍ることもあります。ステージ上ではライトを浴びて喉が渇いてくるため、本番前にお茶を一口飲むこともルーティーンになっています。

あなたにとって音楽とは?
――私にとって音楽とは、自分の感情や記憶を外へ表出する手段であり、弾き手と聴き手、作曲家の心を結ぶ架け橋のようなものです。人の手で譜面に書かれたものも音楽ですが、鳥のさえずりや波の音など、身の回りの自然の中にも音楽があふれていると感じます。

声楽部門 中学生の部 第1位 大前 優樹さん

大前 優樹

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――姉と一緒に音楽教室に通い始めて歌やピアノ、エレクトーンを習ったことが、音楽を始めたきっかけです。生まれた時から両親、姉、家族みんなが音楽をやっていたので、歌うことが当たり前で、自然に音楽になじんでいました。
また、小学生の時にミュージカルの舞台に出演していましたが、声変わりになったので舞台はお休みしています。学校の入学式などで、君が代や校歌をソロで歌わせてもらっていました。それが楽しくて歌う機会がないかな?と思っていた時に、このコンクールに出会いました。とにかく歌う場所がほしい、と思ってチャレンジしました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――自然体でいること、が大事だと思います。

本番中意識したことはなんですか?
――音程と歌詞を正確に届けることです。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――歌を歌う、楽器を弾く、音楽を作る、が出来たら嬉しいです。

あなたにとって音楽とは?
――楽しみ、です!字の通りだと思います!

ピアノ部門 中学3年生の部 第1位 菅谷 凛さん

菅谷 凛

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――ブドウ糖のお菓子を食べる、イヤフォンをして自分の演奏を聴く、お気に入りの香りをつけたハンカチで深呼吸をすることです。

本番中意識したことはなんですか?
――プロコフィエフの戦争ソナタを弾いたので、ロシアとウクライナの戦争のニュースをテレビで見て、その悲惨な情景を思いながら弾くことを意識しました。
また、自分がただ上手に弾くのではなく、その作曲家に成り代わって弾けるように努力しました。

あなたにとって音楽とは?
――生活の一部であり、私が生きている上で欠かせないものです。

作曲ソロ部門 小学生高学年の部 第1位 秋山 陽美さん

秋山 陽美

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――母が、私が三歳の時、「人生のなかに音楽があると心が豊かになる。」という思いで、ヤマハ音楽教室に入れたそうです。小学1年生から作曲を始め、小学五年生からは、月一回首都圏から来て下さる作曲家の先生に御指導頂いています。
このコンクールは、ピアノの先生が「作曲が好きなら。」と薦めて下さったのがきっかけです。また、ヤマハの作曲の発表会で披露する機会はありますが、評価をして頂いたことがなかったので、コンクールで審査員の先生方が、自分の曲を、どう評価して下さるのかを知りたかったのも大きな理由です。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――一つ目は、事前に録音した自分の演奏を聴くことです。これは、車や新幹線での移動中、会場に入ってからも行っています。こだわりは、一人で集中できる場所選びとタイミングを作ることです。聴きながら本番のステージでいい演奏をしている自分の姿をイメージしています。
二つ目は、楽譜を見ることです。楽譜はいつも見ているので、心が落ち着くし、気を付ける箇所の確認ができます。
やはり、コンクールの本番前は緊張するので、いつも通りの落ち着いた気持ちでいられるように心がけています。

本番中意識したことはなんですか?
――音の響きや、伸び、音を見ること、ペダルの加減など…。色々と気を付けましたが、普段のピアノコンクールとは「自分の曲を弾く」という点が違います。一番は自分が思い浮かべている情景を聴いた方々がイメージして、温かな気持ちになってもらえるよう、心を込めて演奏しました。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――今後はまず、二重奏を書いてみたいです。3年生の時、フルートとピアノの曲を書いたことがありますが、作曲家の先生に御指導頂いていないので、どう工夫すれば、もっと素敵な曲になるかを勉強したいです。また、弦楽器の音色が好きなので、弦楽四重奏を書くのも夢です。
この夏、PTNAの全国大会に出場しましたが、演奏力不足を感じました。もっと上手になって、自作曲を演奏会で弾いて、人々の心を揺さぶる演奏家になりたいです。

弦楽器部門 小学5年生の部 第1位 廣川 心海さん

廣川 心海

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――2、3歳の時、母が色々な楽器体験教室に連れて行ってくれて大きなコントラバスやヴァイオリン、ピアノ、小さな管楽器などに触れる機会を沢山つくってくれました。その中で初めてヴァイオリンを触って音を出した時の感動と、「とてもキレイな音ねぇ」と褒めていただけた事が本当に嬉しくて。。。それがきっかけで始めました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――本番頑張った自分へのご褒美に!と、前日お菓子とジュースを買いに行く事です。本番は年々緊張が増して、いつも通りにならない事が多くなってきたと感じます。でも「今日のために毎日たくさん練習してきたのだから大丈夫。」と自分に言い聞かせて、今まで教えていただいた事が発揮できるよう、落ち着いて自信を持って演奏できるよう心がけて舞台に立っています。

あなたにとって音楽とは?
――深く考えた事はないけれど、作曲者の思いを想像しながら唯一自己表現できる繊細で心に響く存在だと思います。まだまだ知らない事だらけで勉強中ですが探究心を忘れずに、様々な作曲家の音楽に触れてみたいと思っています。

弦楽器部門 小学4年生の部 第1位 ドゥアラ アディさん

ドゥアラ アディ

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――舞台で演奏する前は、音程練習をするようにしています。曲の中に出てくるアルぺジオを抜き出して、ゆっくり静かに確認します。重音は分解して下から一音ずつ弾きます。本番前はきんちょうして落ち着かないので、控室でゆっくり静かに音程練習することはぼくにとって難しいことですが、最近はできるだけ時間をとってやるようにしています。また、今までの舞台で指が冷たくてうまく弾けなかった経験があるので、ポケットにカイロを準備していくようにしました。最近ではポケットにカイロが入っているだけで少し安心した気持ちになります。

本番中意識したことはなんですか?
――舞台では、足を真っ直ぐそろえておじぎをすることと、目をキョロキョロしないで集中して弾くことに気をつけました。この二つは今までたくさんの先生方に直すようアドバイスされてきたことだからです。この舞台ではうまくできたと思います。今回はイタリアの曲を弾いたので、太陽の強さや陽気で明るい雰囲気をイメージしながら演奏するようにしました。また、オペラ劇のように様々な場面が出てくる曲なので、それぞれのシーンの違いや場面の変わり目をはっきりと表すようにしました。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――ぼくが年初に立てた今年の目標は、ソナタの勉強をすることとコンチェルトの全楽章に挑戦することでした。ソナタはモーツアルトを、コンチェルトはヴィエニャフスキを勉強していて少しずつ目標に近づいて来ています。一年も残りが少なくなって来たので、一日一日大事に練習を進めていきたいです。それからもう一つ目標に加えたいのが、エチュードです。ヴァイオリンの練習では音階本の他にローデやパガニーニなどのエチュード曲集を使いますが、最近ぼくはその一曲一曲の面白さに気づいて練習するのがとても楽しく感じます。難しい曲ばかりですがメロディの美しさや曲の展開を楽しみながら、たくさんのエチュードを勉強するのがぼくの新たな目標です。

弦楽器部門 小学1年生の部 第1位 勝浦 ほのかさん

勝浦 ほのか

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――3歳の頃にコンクールにでているお姉さんのYouTubeの動画をみて私もステージに立ってみんなにみてもらいたいと思って始めました。コンクールを受けたきっかけは今まで頑張ってきた事がコンクールでみてもらえるし、ディズニーのチケットがもらえるから出たいと思いました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――弓の力の加減を考えて指のバネが使えるように意識しました。左手は緊張で滑らないように気をつけました。
緊張しすぎたら音が固くなってしまうのでリラックスして楽しんで弾こうと心がけました。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――人を惹きつけられるような、もっと聴きたいと思ってもらえるような演奏ができるヴァイオリニストになりたいです。これからも練習を頑張って色々な曲を弾きたいです。

ピアノ部門 小学1年生の部 第1位 齋藤 響さん

齋藤 響

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――4歳の頃、世界中で新型コロナウイルスが大流行し幼稚園が一斉休園になり外出自粛でどこへも行けない時に部屋で聞いていたクラシックの曲たちが僕をどこか遠くへ連れて行ってくれる気持ちにしてくれて音楽が大好きになりました。そしてバッハのインヴェンションを聞いた時にこの曲を勉強したいと思いピアノを習いたいとお願いしました。全日本ジュニアクラシック音楽コンクールに参加しようと思ったきっかけは、自由曲で参加できるので大好きなインヴェンションをホールで弾きたいと思ったことと、今年の春にサントリーホールのブルーローズで開催されたコンサートで横山幸雄さんの奏でるショパンに感動して僕もいつかあの舞台で演奏したいと先生に伝えたところこのコンクールの披露演奏会場がサントリーホールのブルーローズであると知ったからです。

本番中意識したことはなんですか?
――ホールのピアノで大好きなインヴェンションを弾くと嬉しい気持ちでいっぱいになって自分一人が楽しいだけの演奏になってしまいがちなので、聴いてくださる方にも曲の素敵なところが伝わるように意識しました。

今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――僕は昔の言葉や外国語はまだ読めないけれど、楽譜はこどもでも色々な時代や国の物を読むことが出来るので楽譜を読むことが大好きです。また今年小学生になって行けるコンサートが増えたのでコンサートへ行くことがとても楽しいです。様々な楽譜をたくさん読んで良い音楽をたくさん聴いてそれらを伝えられる人になりたいです。

ピアノ部門 小学5年生の部 第1位 川嶋 美結さん

川嶋 美結

音楽を始めたきっかけ、当コンクールを受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
――両親が小さい頃からヴァイオリンやピアノを習っていて、私にも音楽の楽しさを味わってほしいという思いがあり、私も幼い頃から音楽教室に通い、リトミックを楽しんだり、ピアノや楽器に触れたりしてきました。クラシックに限らず、様々な音楽に合わせて歌ったり踊ったりすることも好きで、今の音楽教室では、ピアノ以外に、合唱の授業等にも参加しています。ピアノの先生に、好きな自由曲で出られるコンクールがあると教えて頂き、挑戦してみることにしました。

本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――コンクール当日には、毎回お決まりの好きなおにぎりを食べて、お気に入りの曲を聞いたりストレッチをしたりして、リラックスするようにしています。また、いつもコンクールに持参している大切なお守りを本番前に触って、心を落ち着けています。本番前は緊張しますが、自分の表現したいことが聴いて下さる方に届くように、心を込めて楽しんで弾こうと自分に言い聞かせて、本番に臨むようにしています。

あなたにとって音楽とは?
――私にとって音楽は、いつもそばにいてくれる、なくてはならないものです。これからも音楽を楽しみながら、ずっと関わっていきたいです。