2016年5月29日(日)第5回 神谷玲子ピアノ リサイタル【インタビュー】

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2016年5月29日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで
「~初夏に寄せて、夢と彩りのひと時を~」と題して、第5回 神谷玲子ピアノリサイタル が開催されます。
 
リサイタルに向けての抱負をインタビューいたしましたので、
神谷玲子さんの演奏を心待ちになさっているファンの方々のために
このブログを書かせていただきました。
  
神谷玲子
神谷玲子:ピアノ
武蔵野音楽大学ピアノ科卒。エッセンフォルクヴァンク芸術大学卒。「エレーナリヒテル国際ピアノコンクール」第3位。「万里の長城杯」第2位。「長江杯」第3位。「アジア国際文化芸術フェスティバル」優秀賞。「全日本クラシック音楽コンサート」優秀賞。「東京ピアノコンクール」審査員賞。ピアノリサイタル、二台ピアノコンサート他、日本ニューフィルハーモニー管弦楽団、TIAA管弦楽団と共演。故デトレフ・クラウス、故小川冨美子、故梅谷明、各氏に師事。太田国際音楽セミナーにて、ウラディミールトロップ、リュドミラー・プルゥーシニク、故イーゴリニコノビッチ、イーゴリレベデフ各氏に師事。
 
 
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
あっという間に、今回で5回目のリサイタルを迎えることができました。
あらためて時の流れの速さを実感しています。怠け者の私でも、よくここまで回を重ねられたものだと感じ、開催させて頂いた東京国際芸術協会の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
毎回のことながら、演奏会が初めての方にも、また、専門家の方にも喜んで頂けるプログラムを考え出すのは容易なことではありません。そこで今回は、私のリサイタルにお越しくださいました方にリクエスト曲をお聞きして取り入れてみることに致しました。今回も、ラ・カンパネラはそうして決めたものです。又、ある方から、日本人の作品を入れては?とのご要望がありましたので、いろいろ考え、橋本国彦の「雨の道」を選びました。今までよりさらに喜んで頂けるコンサートにしたいと、意欲に燃えています。これからも皆様のお知恵を拝借しながら、楽しい曲、美しい曲、心打たれる作品を発表していけたら幸いです。

 
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
再来年は没後100年を迎えるドビュッシーの作品「夢」から始まります。
心地よい甘美なメロディーが、暫し現実を離れ夢の世界に誘われます。
しかし、2曲目のベートーヴェン3大ソナタの1つ「悲愴ソナタ」に入ると、その夢のまどろみを、突然打ち消すような悲しみが満ちてきます。1楽章は、深いため息が聞こえ、諦めの気持ちも見え隠れして、それに不安をかきたてる鼓動ような左手の動きがバックに流れます。
2楽章に入ると一転してゆったりとした男性的な深い優しさに溢れたメロディーが流れてきます。
大変人気のある名曲といえます。3楽章はまた、悲しみに戻りますが、心の葛藤が入り交じった中に軽やかさも感じられるものです。全体を通して感情の表現が豊かな曲です。
3曲目は、シューマンの作品をリストが編曲したものです。シューマンがクララとの結婚前夜に作曲した愛情溢れる情熱的な歌曲「献呈」をリストが大変華やかに仕上げたもので美しい作品です。
4曲目5曲目は、共にショパンのワルツです。作品64-2は、大変繊細な、また、優しさに満ち溢れたもので、中間部は、自分の幸せを滔々と語りかけるように感じます。全体を通して心の内面を表していると感じます。遺作のワルツは、動きのある明るく華やかな作品です。
次の第6曲目だけは、おそらく殆どの方がご存じないのではないかと考えます。
演奏会当日5月29日は、6月の梅雨入り目前の頃という事で、日本の情緒溢れる<雨>を題材にした作品を選んでみました。
橋本国彦「雨の道」。これは、日本画の鏑木清方の3枚絵の1つを題材に作曲されました。
鏑木清方は1972年まで生きた近代日本の美人画家です。
日本画に現われる江戸~明治時代の美人画をご想像下さい。演奏されることはあまりない作品ですが、日本独特な美しさ、雅さ、懐かしさ等、味わっていただけるのではないかと思います。
最後はお馴染みのリスト、「ラ・カンパネラ」です。跳躍が多く技術的に特殊で大変難しいですが、鐘のような音色で会場を美しくつつめたら幸いです。
以上のプログラムで構成された今回のリサイタルで、初夏に向けて、夢と彩りを少しでも皆様にお伝えできるよう努力したいと思っています。
 
 
・あなたにとって音楽とは何ですか。
私は、音楽を聴くことや自ら演奏する事で、想像を膨らませ、架空疑似体験を味わう面白さを感じます。
音符は言葉となり、同時に感情をも持ち、時には癒され時には悲しみを感じたり、自由自在に心は音にあやつられます。音楽を作り出した人間はすごいとしか言いようがありません。
また一方、音楽を学んでいくことは練習を伴いますので、怠け者の私には少々つらい一面もありますが、それでもやめたいとは思いません。きっと、一生かかっても、最終扉にさえも到達できない奥深い大変崇高なものであるからこそ、私を夢中にさせるのだろうと思います。
 
 
16052901
時間: 17:30開演(17:00開場)
 
料金: 全席自由 2,000円
 
出演:
ピアノ:神谷玲子
司会:石渡真知子
 
プログラム:
ドビュッシー:「夢」ヘ長調
べートーヴェン:「悲愴」ソナタ 作品13 ハ短調
シューマン=リスト:「献呈」変イ長調
ショパン:ワルツ 作品64の2 嬰ハ短調
ワルツ 遺作 ホ短調
橋本国彦:「雨の道 」嬰へ短調
リスト:ラ・カンパネラ (鐘) 嬰ト短調
 
 
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