【インタビュー】2022年4月17日(日)Quatuor Hi! Saxophone Recital

【インタビュー】2022年4月17日(日)Quatuor Hi! Saxophone Recital

2022年4月17日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンでQuatuor Hi! Saxophone Recitalを開催いたします。リサイタルに向けて出演者のみなさんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

福住さん:今回のリサイタルでは、無伴奏から始まりデュオやカルテットとサクソフォンの可能性を最大限に活かしたリサイタルとなっております。
メンバー全員が同期であり、既に学内では何度も共演の経験がある仲間です。気心の知れた仲間との演奏をお楽しみ頂ければと思います!

知念さん:この度はこのような演奏会の機会をいただき、大変嬉しく思います。同期4人だけのリサイタルでとても緊張しておりますが、聴いてくださる皆様に楽しんでいただけるよう精一杯頑張りたいです!

神田さん:学生という立場にも関わらず、このような機会をいただけたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、大学で出会ったメンバーで同じステージに立ち、お客様と音楽の時間を共有できることをとても嬉しく思っております。
作品の魅了を最大限にお伝えできればと思います!どうぞお楽しみください!

丹野さん:私は、音楽大学の学生の内にしっかりとしたリサイタルを開演できたらと常日頃から考えていました。なので今回、日常で切磋琢磨している同期の仲間と共に音楽を創り上げることができる機会を頂いたことにとても嬉しく、感慨深く感じます。今年度で私達は最上級生になり、それぞれの将来へ向かい歩み始める期間でもあります。学生らしくアグレッシブにかつ考え練られた音楽をお届けできればと思います。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

福住さん:今回のプログラムではクラシカルサクソフォンに於いて無くてはならないレパートリーとなっております。その中でも特に私が推しております楽曲はデザンクロ/四重奏曲です!近年、中高生のアンサンブルコンテストで良く耳にしますこの 曲は、高い技術を要し最後は華々しく飾る楽曲となっております。しかし、フラ ンス独特のお洒落な景色・匂い・空気感を兼ね備えた作品です。華々しさの中に どこか寂しげな空気感を持つこの作品を聴けば貴方もフランスに居る気分になる 事間違いありません!

知念さん:私はウジェーヌ・ボザ/アンダンテとスケルツォが好きで今回演奏することができてとても嬉しいです!
美しいメロディから始まるアンダンテとテンポの速いスケルツォ、聴いていてとても楽しくてワクワクする曲です。
皆様の心に残る演奏ができるように頑張ります!

神田さん:今回のリサイタルは無伴奏のソロで幕を開け、デュオ、四重奏と編成を変えてのプログラムとなっておりますので、響きの違いや、演奏の違いをお楽しみいただ けるのでは無いかと思っております!

丹野さん:今回のプログラムは私の無伴奏から始まり、演奏する仲間が曲ごとに増えていく というちょっと面白い構成になっています。曲ごとに厚みが増していく楽しさを味わってみて下さい。また全曲を通して、サクソフォンを修める者は一度は勉強するであろうオリジナルの曲を中心としてプログラムを組んでいます。サクソフォンという楽器固有の美しい音色や和声も感じてみてください。

あなたにとって音楽とは何ですか。

福住さん:私にとって音楽とは、私そのものと思います。偉大な作曲家の作品に触れる事の出来る喜び、彼らの人生そのものを私の言葉で表現できる素晴らしいものです。
そんな素晴らしい時間を皆様と共有できることを心より楽しみにしております。

知念さん:私は小学四年生から吹奏楽部でサクソフォンをやり始め、中学生になったら陸上部か水泳部に入ろうと思っていましたが、部活動体験で吹奏楽部にいきそのまま入部することになりました。
学校の思い出はほとんどが音楽です。
私にとって音楽は大好きでかけがえのない存在です!!
皆様と大好きな音楽を一緒に共有出来ることがとても楽しみです。

神田さん:私はとても飽き性で、昔はゴルフなんて習って、プロゴルファーを目指していたのですが、気づいたら辞めていました…運動は苦手です…
そんな私ですが、音楽だけは幼稚園の頃からずっと続けています。私にとって音楽は必要不可欠で、何も取り柄のない私の人生を豊かにしてくれたものです。
音楽を通して今日、こうして皆様と出会い、時間を共に過ごせることに感謝をして精一杯演奏いたします!

丹野さん:自分は昔は音楽が大っ嫌いでした(笑)小さい頃ピアノを習っていた時もよくレッ スンで先生に怒られて何百回も泣いて帰っていました。自分の名前の「響」を妬んだことも良くありました。しかしサクソフォンという楽器に出会ってから自分の中の音楽が変化し、合奏やアンサンブルの楽しさを知り、仲間と共に音楽を創り上げていく楽しさを知った時、本当に心の底から音楽が楽しいと思えるようになりました。
音大生になってからも幸いなことに暖かい仲間達に恵まれ毎日が楽しくて仕方が ないです。
今回のリサイタルではその「音楽の楽しさ」をより知って頂ければと思います。

演奏会情報

2022年4月17日(日)Quatuor Hi! Saxophone Recital
会場:日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:11:30開演(11:00開場)
料金:全席自由 2,500円

出演者

福住尚大
ソプラノサクソフォーン

昭和音楽大学弦・管・打楽器演奏家Ⅱコース在学。神奈川県出身。これまでにサクソフォンを大森義基、椿義治の各氏に室内楽を野原武伸、彦坂眞一郎、松原孝政の各氏に師事。第22回大阪国際音楽コンクール2位(最高位)、第7回堺管打楽器コンクール1位並びに堺市長賞受賞。

神田この
アルトサクソフォーン

昭和音楽大学弦・管・打楽器演奏家Iコースに在学。愛知県出身。これまでにサクソフォンを大塚加奈恵、辻友香里、佐野功枝、有村純親、田中靖人の各氏に、室内楽を小串俊寿、神保佳祐、有村純親、小山弦太郎、野原武伸、彦坂眞一郎の各氏に師事。第1回ナゴヤサクソフォンコンクール中学生以下部門第2位。同コンクール第2回高校生部門第1位。

知念明日香
テナーサクソフォーン

昭和音楽大学弦・管・打楽器演奏家Ⅰコースに在学。山口県出身。これまでにサクソフォンを秋山裕子、井上有記、田中靖人、有村純親、室内楽を田中靖人、小山弦太郎、神保佳祐、松原孝政、彦坂眞一郎に師事。

丹野響
バリトンサクソフォーン

昭和音楽大学弦・管・打演奏家Iコースに在学。神奈川県出身。これまでにサクソフォンを田村真寛、江川良子、有村純親の各氏に室内楽を小串俊寿、神保佳祐、有村純親、小山弦太郎、野原武伸、彦坂眞一郎の各氏に師事。第6 回Kサクソフォンコンクール特別優秀賞、第37回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール奨励賞。

曲目

ポール・ボノー:ワルツ形式によるカプリス 

パウル・ヒンデミット:2本のアルトサクソフォンのための演奏会用小品 

ウジェーヌ・ボザ:アンダンテとスケルツォ

アルフレッド・デザンクロ:サクソフォン四重奏曲