【インタビュー】2024年5月19日(日)長谷川誠一ピアノリサイタル

【インタビュー】2024年5月19日(日)長谷川誠一ピアノリサイタル

2024年5月19日(日)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで「長谷川誠一ピアノリサイタル」を開催いたします。リサイタルに向けて長谷川誠一さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

まずはじめに、ソロリサイタルという素晴らしい機会を頂けたことに感謝申し上げます。
プロでない私にとっては特に、1人で演奏会を開催する機会はあまりに貴重でありがたいものです。
普段は自分が楽しむための趣味としてピアノを弾いていますが、今回はリサイタルということで、聴きに来てくださる方が「来て良かった」と思えるような演奏をできるように精一杯頑張りたいと思います。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

有名な作曲家で、かつ私の大好きな曲を集めたプログラムになります。
ベートーベンのソナタ(その中でも特に第30〜32番)は、私が幼い時から父がよく車で流していたため、曲自体に聴き馴染みはありました。大きくなって自分が実際に弾くようになり、曲の壮大さを再認識でき、今では特に大好きな曲の一つとなっています。特に3楽章のはじめと終わりにある主題は、はじめに聞く時と終わりに聞く時の印象の違いを楽しんで頂きたいです。
「ピアノといえばショパン」かどうかは人によると思いますが、「ショパンといえばピアノ」というのは間違いないかなと思います。
今回取り上げたショパンの3曲は、幻想即興曲や革命のエチュードなど、一般的によく知られている曲ではありませんが、どれもショパンらしい素晴らしい曲です。
マズルカは、舞曲でありながらその中にある独特の物悲しさや虚無感を感じて頂き、スケルツォは3番と4番の違いを楽しんで頂ければ幸いです。

あなたにとって音楽とは何ですか。

パートナーのような存在です。
私は音楽を専門的に学んだり、仕事にしたりしていないため、人生において本当に注力すべき対象は、音楽以外(勉強、仕事、家族、日常生活、人間関係など)にあることが多いです。
音楽を専門にしたライフスタイルを選ばなかったお陰で、私にとって音楽は一切「辛いもの、立ちはだかる壁」にはなりえませんでした。
その為、音楽以外で辛いことがあった時、安らぎをもらえるパートナーとして音楽が存在できているのだと思います。
また、これは多くの人に言えると思いますが、「懐メロ」という言葉もあるように、音楽を聴くとその頃のことを思い出して懐かしんだり、逆に辛いことを思い出したりすることもあるかと思います。私も、小さい頃にコンクールで弾いた曲を聴くと、当時の苦労や幸せな記憶を思い出しますし、大学時代にオーケストラで演奏した曲を聴くと仲間の顔を思い出します。これまでの人生の様々なライフイベントを共に歩み、記憶し、ふとした時に思い起こさせてくれる意味でも、音楽はパートナーだと言えると思います。

演奏会情報

2024年5月19日(日)長谷川誠一ピアノリサイタル
会場:東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
時間:14:00開演(13:30開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

長谷川誠一
Seiichi Hasegawa,ピアノ

兵庫県姫路市出身。京都大学大学院修了。3歳からヤマハ音楽教室に通い、6歳からピアノを始める。現在、一般企業に勤めながら演奏活動を行っている。東京国際芸術協会第86回新人演奏会オーディション入賞のほか、兵庫県学生ピアノコンクール奨励賞、ベーテン音楽コンクール第1位。これまでに、梅本隆代、山中歩夢の各氏に師事。

曲目

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109

ショパン:3つのマズルカ Op.59

ショパン:スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39

ショパン:スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54