【インタビュー】2024年5月19日(日)新條月渚 1st Recital

【インタビュー】2024年5月19日(日)新條月渚 1st Recital

2024年5月19日(日)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで「新條月渚 1st Recital」を開催いたします。リサイタルに向けて新條月渚さん、植松姫菜さん、齊藤璃緒さん、鈴木もあさん、森田瑞姫さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

新條月渚さん:今回のリサイタルコンサートはミュージカルとクラシックの良さを一度に味わって貰えたらいいなと思っています。限られた時間の中で最大限の魅力をお伝え出来るように練習に励んでいます。伴奏にヴァイオリンを付けるのは初めての試みで私自身どのようになるのかとても楽しみです。そして、妹とのデュエットも披露します!2人で息のあったパフォーマンスを出来るよう本番に向けて頑張ります。

植松姫奈さん:色々な繋がりの中で出会えたメンバーとの演奏はどんなものになるのか、とてもワクワクしています。私自身、普段はクラシックを学んでいるので、このようなプログラムでの本番ができるのは、とても新鮮な気持ちです。特に、ディズニーは、私が幼い頃、音楽を意識する前から好きなものでした。今でもその気持ちは変わらぬものであり、そのようなディズニーの曲目も盛り込まれており、新條月渚さんの歌声で奏でられるのがとても楽しみです。
ピアノでその歌声を引き出し世界観を感じてもらえるよう、楽しく本番に向けて練習していきたいと思います。

齊藤璃緒さん:初めての事だらけでとても緊張しておりますが私なりに精一杯力を尽くそうと思います!全力で楽しみます!

鈴木もあさん:こんにちは!「新條月渚1stリサイタル」にゲストで呼んでいただいた高校1年生の鈴木もあです。
まずは月渚ちゃん、リサイタル開催おめでとうございます!
月渚ちゃんとは昨年の9月に初めてお会いする機会がありました。芯がありながらも透き通るような、綺麗な歌声が私は大好きです。そんな憧れの月渚ちゃんの記念すべき第1回目のリサイタルに呼んでいただけること、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
素敵な花を添えられるように頑張りたいです。

森田瑞姫さん:この度「新條月渚firstリサイタル」ゲスト出演するすることになりました、森田瑞姫です。現在中学三年生です。
姉の月渚ともに今年は受験を控えていますが、勉強会の合間を縫って練習してきました。歌う曲、姉妹でのハモり、リサイタル出演すべてが私にとってはじめてなのでとても緊張すると思いますが、ディズニーの名曲を丁寧に歌えるようにがんばります。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

新條月渚さん:3曲目の Lascia ch’io pianga (私を泣かせてください)はこのコンサートで歌う唯一のクラシック曲です。普段音楽高校で声楽を学んでいるので、ミュージカルだけでなくクラシックも歌いたいと思い、選曲しました。 あまりオペラに馴染みがない方も居るかと思いますが、是非これを機に興味を持っていただけたら幸いです。
この曲はゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが作曲したオペラ『リナルド』のなかのアリアです。敵の魔術師に捕らわれた女性アルミレーナが恋人を想って自分の悲運を嘆くシーンで歌われる曲です。とても有名な曲なので、聴いたことあるなと思う方もいらっしゃるかと思います。優しくて悲しげなメロディに私の想いを乗せて歌います。

植松姫奈さん:今回はクラシックも演奏させていただきます。ミュージカル音楽との関係性や違い、クラシック音楽にしかない良さなどを個々で感じ取って頂けたらいいなと思います。
私が演奏いたします「英雄」は数あるピアノ曲の中でも、とても有名な曲で、一度は聴いた事があるのではないでしょうか。輝かしく勇ましい主題と共にショパンの生きた時代背景を感じるような切なさも感じられます。どんな英雄だったのか、それともどうして英雄と名付けられたのか、色々な物語がそれぞれの弾き手にやって表され、それぞれの聴き手によって物語として紡ぎ出されていく作品です。

齊藤璃緒さん:とにかく表情が目が回るほどコロコロ変わります!
静かな夜に死神達が楽しく踊っている様子が皆さんに伝わるように表現出来たらと思います!

鈴木もあさん:月渚ちゃんと劇団四季ミュージカル「夢から醒めた夢」より♪ふたりの世界、ソロではミュージカル「若草物語」より♪すべて意味があるもの を歌わせていただきます。
1曲目の♪ふたりの世界 は、主人公のピコと交通事故で命を落としてしまい、「1日だけピコの体を貸してほしい」と言う幽霊のマコの2人が入れ替わるときに歌われる曲です。とても美しく幻想的で、曲が終わった後も耳に残るような音楽だと思います。月渚ちゃんと歌わせていただけるのが今からとても楽しみです!
2曲目の「若草物語」は、原作の小説や映画などで多くの方に親しまれている作品だと思います。もうすぐ死期が迫った三女のベスが、次女のジョーに向かって、「私の人生はあなたを愛するためにあったのよ」と歌う曲です。幼い頃から病弱だったベスの目線だからこそ美しく見える景色や、ジョーとの思い出が繊細に、そしてキラキラとした歌詞で描かれています。ぜひご注目していただけたら嬉しいです!

森田瑞姫さん:姉妹ならではの息の合った歌声を聞いてもらいたいです。

あなたにとって音楽とは何ですか。

新條月渚さん:私は幼い頃から沢山音楽に触れてきました。歌謡曲 クラシック ジャズ ロックどの音楽も様々な形で音を楽しんで自由に己を表現しています。そんな音楽の形がとても好きです。
劇団四季さんの作品を初めて見た時、宙に浮かびながら歌っていることに衝撃を受け、私もあんな風に歌いたいと一生懸命歌の練習をしていましたが、成長期に喉を痛め手術をしました。その後一から発声方法を見直すために声楽を学ぼうと決め今の高校に入学しました。
音楽は私が人生で1番向き合ってきた大切なものです。これから先苦難や成功も音楽とともにずっと一緒に歩んでいくのでしょう。
音楽とは私にとってなくてはならないものなのです。

植松姫奈さん:私は、小さい頃から今日に至るまで音楽がずっと好きで続けてきました。そしてピアノだけではなく、色々な環境での音楽にも出会いました。
中学生の部活動ではじめたフルート、そのアンサンブルではみんなで奏でることで、音楽の合わさる感動を肌で味合うことができると学びました。そうして色々な事に挑戦し、様々な音楽に触れていくことで、さらに音楽の素晴らしさを感じてしまいました。
音楽の道に進もうと固く決めて来たわけではなかったけれど、深くこの道に入れば入るほど新しいことに出会い、音楽の面白さを知り、もっと学びたいと向上心を高められ、私の生き甲斐になっていきました。気づいたら自分でこの音楽の道を選び、その真ん中にたっていました。
振り返ってみれば、私の人生は何をするにも音楽が関わっていて、今私の周りにいてくれている人は音楽があったからこそ出会えた人たちばかりです。その人達が色々な影響、きっかけをくれて今の私を作ってくれているように思います。
そのような私の原点である音楽を今でも楽しく続けられているのは先生をはじめ、支えてくれた周りの人たちのおかげだと思っています。
もちろん苦しんだり悩む時もあったし、これからも色々な試練があるとはと思いますが、逆に今の自分からは音楽を取ることができないと気づき、音楽は自分には欠かせられないものなのだと感じました。ここまでやってきたのだから、という意地もあるのかもしれないですが、逆にその意地が今もこれからも背中を押してくれているように思います。私と音楽は、好きだから私の一部というような関係性ではなく、もっと複雑な、簡単には切れないたくさんの縁で繋がっているものなのです。

齊藤璃緒さん:私にとって音楽は人生にかかせないものです。
音楽は人の心を豊かにし、時には支えになることもあります。
私がつまづいてるときに音楽を聴いて心の支えになったように、私の音楽を聴いた誰かの心の支えに少しでもなれたら嬉しいです。

鈴木もあさん:私は現在、音楽高校の声楽科に通っています。
楽器や作曲など他専攻のクラスメイトからも刺激を受ける中で、「自分は音楽でどのように貢献できるだろう」と考える機会がこの1年間で増えました。
私にとって、ミュージカルの楽曲が辛いときも楽しいときもずっと自分自身を支え続けてくれたように、自分の歌を聴いた後に、「明日頑張ってみようかな」、「明日とりあえず学校や仕事に行ってみようかな」と聴いて下さった方の背中を押せるような歌をお届けすることが目標です。
5月、ホールで皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

森田瑞姫さん:私にとって音楽はコンプレックスです。
歌の上手い姉やオーディションで出会う人たちを見て、いつも自分が歌は下手で歌うことは苦手だと感じてきました。ですが、私は音楽、ミュージカル、歌うことや表現することが大好きです。小さい頃からミュージカル子役として活動するなかで、苦しかったこともありますが、生きがいや自信をくれたのもミュージカルでした。
今は舞台活動から離れていますが、リサイタル出演する機会を頂いたので精一杯お歌を届けします。
5月に皆様に会えることを楽しみにしてます。

演奏会情報

2024年5月19日(日)新條月渚 1st Recital
会場:東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
時間:16:30開演(16:00開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

新條月渚
Runa Shinjo,ソプラノ

8歳より歌を習い16歳から声楽の勉強を始める。令和5年カラオケバトル出場。第1回国際声楽コンクール東京3位。第1回プリマヴェーラコンソルソ入選。第2回東京国際管弦声楽コンクール5位。第3回国際声楽コンクール東京奨励賞。L&LVエンタテインメント所属。声楽を大橋加代子、山崎明美氏に師事。

植松姫奈
Himena Uematsu,ピアノ

6歳よりピアノを始める。第45回全日本ジュニア
クラシック音楽コンクール4位。第10回北関東甲信越音楽系高等学校演奏会出演。東邦音楽大学附属第二高等学校卒業時、代表演奏選抜。第85回東京国際芸術協会新人演奏会出演。現在ピアノを太田幸子氏、M.ヒューズ氏に師事。東邦音楽大学演奏家コース二年在学中。

齊藤璃緒
Rio Saito,ヴァイオリン

4歳よりヴァイオリンを始める。令和5年度入学式奏楽出演、第12回北関東甲信越音楽系高等学校演奏会出演。第225回定期研究発表演奏会ソロの部出演。第228回定期研究発表演奏会アンサンブルでミストレスを務める。村越麻希子、水野佐知香の各氏に師事。東邦音楽大学附属第2高等学校3年在学中。

鈴木もあ
Moa Suzuki,ソプラノ ゲストデュオ

6歳より歌を始める。第6、5回TOKYO全国ミュージカル歌唱コンクールシニア部門全国第1位(最年少)審査員特別賞受賞、ジュニア部門全国第3位受賞。昨年10月には、第71回SMASH CABARETで優勝し、今年秋のグランプリ大会を控えている。東京音楽大学付属高等学校声楽科在学中。

森田瑞姫
Mizuki Morita,ソプラノ ゲストデュオ

7歳からミュージカルを始め、舞台やドラマ、CM等出演。出演作:ミュージカル「ズボン船長」「新・雪のプリンセス」「ニッキー」「ビリー・エリオット」「ジュニア」、舞台松竹「喜劇・有頂天団地」ほか多数。現在中学2年在学中。

曲目

A.メンケン:海の上の世界 / リトルマーメイド

A.メンケン:パート・オブ・ユア・ワールド / リトルマーメイド

G.F.ヘンデル:私を泣かせてください

F.ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53

三木たかし:二人の世界 / 劇団四季 夢から醒めた夢

J.ハラウンド:すべて意味があるもの / ミュージカル 「若草物語」より

K.サン=サーンス:死の舞踏

ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス:あなたを失いたくない / アナと雪の女王2

A.メンケン:神よ弱者を救いたまえ / ノートルダムの鐘