鈴木勇平さん（小学1年生の部第1位）第12回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

第12回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

鈴木勇平　小学1年生の部　第1位

M.ケラー/トッカータ

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――第1位を受賞することが出来て本当に嬉しいです、感謝の気持ちでいっぱいです。去年は奨励賞、それだけでも嬉しかったのに今回第1位なんて夢みたいです。同じ学年の皆さんの演奏もとても上手でお母さんと驚きました。そして准本選の時、「魂が震えました」と書いてくださった先生がいらっしゃって言葉の意味をお母さんに聞いたら「勇平のピアノが素敵だなと思って、また聞きたいなと思ってくれたんじゃないかな」と教えてもらい、とても嬉しくなりました。それからは「また聞きたいと思ってもらえる演奏を届けたいね」を合言葉に練習を頑張りました。いつも審査員の先生方の紙いっぱいに書いてくださる講評を読むのが嬉しいです。たくさんの励ましをありがとうございました。

Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。

――曲を選ぶ時に何個か西尾先生が候補を出してくれたましたが、僕はすぐこの「トッカータ」を気に入り選びました。西尾先生も「うん、この曲が勇平君らしいよね」と言ってくれました。低い音を速くかっこくよく弾けるようになりたくて、この曲の中でも低い音が出てくるところが好きです。鍵盤の中で一番低い音も出てきます、最初の頃は椅子から落ちそうになったのも覚えています。低い音は音がはっきりと聞こえにくいことも学んで、低い音へ下がっていくところは頭の中で「粒、粒、粒、粒」と唱えながら弾いています。いつも西尾先生は沢山褒めてくれます。大好きになる曲に出会わせてくださりありがとうございました。

Q.最近のマイブームは何ですか。

――准本選終わってから10月に左手人差し指を重いドアに思い切り挟んでしまい骨折しました。ピアノも勿論弾けないし、痛くて悲しくて沢山泣きました。ピアノの練習をお休みしている時に、お兄ちゃんが観に行きたいという「ひゃくえむ」という100m走のアニメ映画を一緒に観にいきました。お話もとてもかっこよかったけれど、映画の最後に流れるOfficial髭男dismの「らしさ」という曲が僕は大好きになり、そこからずっとYouTubeで「らしさ」のLIVE映像を何度も見て沢山の元気をもらいました！ピアノも頑張れました。他の曲も聞いています。いつかOfficial髭男dismのライブに行くのが夢です。それと怪我とコンクールでお休みしていた土日やっている少年野球を思いっきりやりたいです。いつか試合でフライを取るのが目標です。