【インタビュー】2026年5月10日(日)Iridescent Trio Recital

【インタビュー】2026年5月10日(日)Iridescent Trio Recital

2026年5月10日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンでIridescent Trio Recitalを開催いたします。リサイタルに向けて山蔭歩さん、山岡巧弦さん、井上莉里さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

山蔭:楽器も学年もバラバラな3人ですが、ご縁がありIridescent Trioとしてリサイタルを開催させていただくことになりました。私たちは昨年の2月に初めて一緒に演奏会をやりました。そしてまたこのような機会をいただき、演奏会をさせていただけることをとても嬉しく思っております。人との出会いにはとても意味があり大切なものです。私たちの出会いに、そしてリサイタル当日にいらしてくださるお客様との出会いに感謝し、心を込めて演奏させていただきます。

山岡:日頃の練習の成果を発揮し、聴いてくださる方の心に残る演奏を届けられるよう頑張ります。

井上:今回のリサイタルでは、ピアノトリオという編成の魅力を存分にお伝えできる演奏を目指したいと思っています。ヴァイオリン、チェロ、ピアノという三つの楽器が互いに対話しながら一つの音楽を作り上げていく過程は、室内楽ならではの醍醐味です。演奏者同士で呼吸を合わせ、音楽の流れや感情を共有しながら、聴いてくださる方々にもその瞬間にしか生まれない音楽の喜びを感じていただけるような演奏をしたいと思っています。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

山蔭:今回は、共演者である井上さんの作品とブラームスを演奏させていただきます。ピアニストであり作曲家でもある井上さんを曲をまた演奏することができ、大変嬉しく思っております。タイトルにも入ってある「A.R.T」は私たちの名前の頭文字でもあり、芸術を意味するARTと同じであることに私は少し運命的なものを感じました笑またブラームスは、私が大好きなピアノトリオの曲の一つです。ピアノから始まり、チェロ、ヴァイオリンと3人のユニゾンが重なる時、甘いゆっくりした響きが聴く者を魅了すると感じています。それをお届けできるよう、まだ未熟な3人ではありますが頑張って演奏したいと思っています。

山岡:この曲は冒頭でチェロが主要主題を提示するところから始まります。チェロの温かく歌うような旋律が作品全体の雰囲気を作り、その後ヴァイオリンとピアノが加わることで、三つの楽器が対話するように音楽が展開していくところが大きな魅力です。

井上:今回の演奏会では、私の作品(Iridescent)とブラームスのピアノ三重奏曲第1番演奏しますが、この2曲はそれぞれ対照的な作品になっていると思います。三つの楽器それぞれの個性を活かしながら、三つの楽器がどのように絡み合っていくのか、音色の重なりや対話を聴いていただけたら嬉しいです。

あなたにとって音楽とは何ですか。

山蔭:音楽は人の心をつなぐ魔法のようなものだと感じています。小さい頃、かなりの人見知りだった私に「ヴァイオリンを弾けると世界中に友達ができるよ!言葉が通じなくても、一緒に楽器を弾ければ友達になれるよ!」 とヴァイオリンを習い始めた頃に先生が教えてくれました。今、その言葉を思い返してみると、生まれた場所も言葉も性格も、何一つ同じものがなくても音楽だけは世界共通の特別な言葉であり、みんなが笑顔になれる素敵なものだと思います。

山岡:自分にとって音楽は、自分の言葉で表現できない感情や人生経験を音に乗せて表現できるものだと思っていて、それを音楽を通して、聴いてくださる方の心に何かを届けられる部分が魅力的だと思います。

井上:音楽は人と人とをつなぐものでもあると思います。演奏者同士が音楽を通して心を通わせることができるだけでなく、演奏を聴いてくださる方々とも同じ時間や感情を共有することができます。その瞬間に生まれる音楽は二度と同じ形では再現できない、かけがえのないものです。これからも演奏や作曲を通して、自分自身の思いや音楽の魅力を少しでも多くの人に届けていけたら嬉しいと思っています。

演奏会情報

2026年5月10日(日)Iridescent Trio Recital
会場:日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:18:00開演(17:30開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

山蔭歩
Ayumi Yamakage Violin

5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学音楽学部4年在学中。これまでにヴァイオリンを松見雅子、志賀恵子、神谷未穂の各氏に師事。現在、加藤知子、久保良治の両氏に師事。バッハ「ヴァイオリン協奏曲第2番」をソリストとしてString Ensemble Iwateと共演。

山岡巧弦
Takuto Yamaoka Violoncello

6歳よりスズキメソードにてチェロを始める。こ
れまでにDa-iCEや手越祐也など様々なアーティストのライブサポートの経験を積む。チェ
ロを宮田豊、倉田澄子、長谷川陽子の各氏に、室内楽を清水和音、堤剛、水谷晃、村上淳一郎の各氏に師事。現在、桐朋学園大学音楽学部2年に在学中。

井上莉里
Riri Inoue Piano

桐朋学園大学院修士課程修了。第9回東京ピアノコンクール第1位。第39回現音作曲新人賞及び聴衆賞受賞。第93回日本音楽コンクール作曲部門第3位。ピアノを奥田佳世子、中井恒仁、土田英介の各氏に、作曲を三瀬和朗氏、金子仁美氏に師事。現在、桐朋学園大学音楽学部、同大学附属子供のための音楽教室非常勤講師。

曲目

井上莉里:Iridescent ~by A.R.T~

ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8