【インタビュー】2026年9月22日(火祝)上田ありさピアノリサイタル

リサイタル

2026年9月22日(火祝)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで「上田ありさピアノリサイタル」を開催いたします。リサイタルに向けて上田ありささんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

今回のリサイタルでは、留学先で6月に行われた修了試験で弾いた曲から、特に思い入れのある曲を演奏いたします。いずれの曲も重厚感があり深い魅力のある作品です。偶然にも「三大B」と称されるドイツの重要な作曲家たちが揃いましたが、大好きなドイツ作品を演奏できることに喜びを感じています。留学先で過ごした日々や多くの学びに思いを馳せ、また支えてくださっている皆さまへの感謝の気持ちを込めて、音楽をお届けできたらと思っています。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

バッハ作曲のパルティータ第2番は、6曲あるパルティータの中でも比較的長く、スケールの大きな作品です。ハ短調らしい厳格な雰囲気を持ちながらも、さまざまな舞曲から成る組曲形式で書かれており、それぞれが異なる性格や表情を見せてくれます。一曲ごとに移り変わる魅力を楽しみながらお聴きいただければ幸いです。

ベートーヴェン作曲のピアノソナタ17番、「テンペスト」という愛称は、嵐や天候そのものを描いた作品というよりも、人間の内面に渦巻く葛藤や感情を映し出した作品であるとわたしは考えています。焦燥感に満ちた第1楽章、穏やかな充実感をたたえた第2楽章、そして劇的な展開を見せる第3楽章。ひとりの人間が歩むドラマとしてお届けできたらと思います。

ブラームス作曲の創作主題による変奏曲は、ブラームスの作品の中でとても有名な作品といわれるものではありませんが、わたしが特に好きな作品のひとつです。簡潔で美しい主題からさまざまな表情へと展開していく変奏のおもしろさと、作品全体を包む希望に満ちたニ長調の響きを感じていただけたら嬉しいです。

あなたにとって音楽とは何ですか。

わたしにとって音楽とは、どんな感情を経験したときにも、いつもそばにいてくれた存在です。

二十数年しか生きていませんが、これまでの振り返ると、嬉しいときも悲しいときも、苦しいときも音楽がありました。音楽を演奏することで苦しくなったこともあります。しかし、その苦しさから立ち直るきっかけをくれたのも音楽でした。

人前で演奏する機会があるからこそ、わたしはこれからも能動的に音楽と向き合い、一つひとつの演奏を大切にしていきたいと考えています。

わたしにとって音楽は人生の大部分を占める存在となっていますが、一方で、音楽を日々の彩りとして楽しむ方々もたくさんいらっしゃいます。そのような一人ひとりにとって、わたしの演奏が日々にほんの少しでも新しい風を吹かせ、心が動く時間を届けられるようにこれからも精進していきたいと思います。

演奏会情報

2026年9月22日(火祝)上田ありさピアノリサイタル
会場:日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:16:30開演(16:00開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

上田ありさ Arisa Ueda ピアノ

千葉県柏市出身。茨城県立取手松陽高校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻を卒業。現在、シュトゥットガルト音楽演劇大学修士課程に在籍。これまでにピアノを坂田知恵、中津留絵里加、上仲典子、坂井千春、吉武優、Moritz Winkelmannの各氏に、ソルフェージュを德川眞弓氏に師事。

曲目

J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」
ブラームス:創作主題による変奏曲 ニ長調 作品21-1

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