【インタビュー】2022年3月13日(日)坂原菫礼・吉田春音デュオコンサート

【インタビュー】2022年3月13日(日)坂原菫礼・吉田春音デュオコンサート

2022年3月13日(日)に日暮里サニーホールコンサートサロンで坂原菫礼・吉田春音デュオコンサートを開催いたします。リサイタルに向けて坂原菫礼さん、吉田春音さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

坂原菫礼さん:この度はこのような演奏の機会を頂きまきたこと、大変感謝しています。
吉田さんとは出会って7年になりますが、2人での演奏会は今回が初めてなので、とても楽しみです。
日常を忘れゆっくりとお楽しみいただけるよう、心を込めて演奏いたします。

吉田春音さん:大学で4年間学んだ全てを皆様にお届けできるよう、学生最後の演奏会是非お越しください。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

坂原菫礼さん:シューベルトのソナタの中では比較的規模が小さな作品で「小さなイ長調ソナタ」として親しまれています。イ長調の持つ温かさ、そしてシューベルトらしい愛らしく美しい旋律をお楽しみいただけたら幸いです。

吉田春音さん:坂原さんとプログラムを作る時に”時代”を意識しました。シューベルトは古典~ロマン派時代の過渡期にいた人物、ショパンはロマン派を代表する作曲家の1人です。私が演奏するショパンのノクターンop.27-2ではまずショパンの旋律の美しさに着目していただきたいと考えています。そしてバラード第1番はため息のような主題、美しい第二主題、そして激したコーダというコントラストを聴いていただけたらと思います。
連弾のフォーレはフランス的な少し明るい雰囲気のものを選びました。
それぞれの時代や国の特徴を追いながら演奏していきます。

あなたにとって音楽とは何ですか。

坂原菫礼さん:どんな時も自分の1番近くに在るもので、無くてはならないものです。

吉田春音さん:現代よりも大変な時代を生きた作曲家達の音楽に触れられる、言わば作曲家達の人生に触れられる、そこに魅力を感じます。自分以外の人生を想像して、時に苦労や難しさを痛感しながら自分の言葉に置き換える。音楽とは人々に色々な影響を与えて、人生に幅を持たせるものだと考えています。

演奏会情報

2022年3月13日(日)坂原菫礼・吉田春音デュオコンサート
会場:日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:11:30開演(11:00開場)
料金:全席自由 2,500円

出演者

坂原 菫礼
Sumire Sakahara, Piano

2000年生まれ。第44回ピティナ・ピアノコンペティションPre特級銀賞。現在、上野学園大学音楽学部演奏家コース4年次に特待生として在籍。横山幸雄、田中照子、島田彩乃の各氏に師事。笠原智廣ピアノアカデミーコンクール強化特待クラス登利平給費生。

©井村重人

吉田 春音
Harune Yoshida, Piano

第20回ショパン国際ピアノコンクールin Asia コンチェルトB部門金賞及びコンチェルト賞、第21回ソロアーティスト部門銀賞。Gold (2nd) prize at the Joyeux Music International Competition for Young Pianists 2021.川田健太郎、日比谷友妃子、山崎紫乃、坂井千春、浜野与志男、岡田敦子、各氏に師事。現在東京音楽大学ピアノ演奏家コース4年に在籍。

曲目

ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 Op.27-2(吉田春音)

ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23(吉田春音)

シューベルト:ピアノソナタ第13番 イ長調 D664 Op.120(坂原菫礼)

フォーレ:ドリー組曲 Op.56から 1.子守唄 2.ミ・ア・ウ 4.キティー・ヴァルス 6.スペインの踊り(吉田春音 坂原菫礼)