【インタビュー】2022年10月15日(土)高橋美香子ピアノリサイタル

【インタビュー】2022年10月15日(土)高橋美香子ピアノリサイタル

2022年10月15日(土)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで高橋美香子ピアノリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて高橋美香子さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

今回はこのような演奏会の機会をいただき、大変嬉しく思っております。コロナ禍を過ごす中で、お客様がいる空間で演奏させていただける喜び、お客様と一緒にその場の空間を作っていける有難さを改めて感じております。はじめてのソロリサイタルとなりますが、ご来場くださる方々、周りの方々への感謝の気持ちを込めて演奏させていただきます。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

今回のプログラムは、私の好きな作曲家であるJ.S.バッハの作品を中心に組ませていただきました。バッハの音楽の多くはチェンバロのために書かれているので、現在のピアノより音域も狭く音量にも限界があったはずですが、作品に触れる度にその奥行きの深さや壮大さ、更にポリフォニーの緻密さに魅了されます。
今回はバッハの作品の中から、半音階的幻想曲とフーガを演奏いたします。ファンタジーでは和声の多彩さと楽曲の自由さ、フーガでは厳格さを感じていただけるような演奏を目指したいと思っています。また1曲目には、バッハを象徴する作曲技法でもある変奏技法やフーガを多く取り入れた作曲家、ベートーヴェンのピアノソナタを選曲いたしました。後半に演奏いたしますショパンもピアノの実技と作曲の両方でバッハの作品を学び、研究した作曲家です。最後に演奏いたしますブゾーニはバッハのヴァイオリン作品を華やかに編曲しておりますが、様々な作品の中でバッハの魅力を感じていただけたらと思っています。

あなたにとって音楽とは何ですか。

人の心を豊かにしてくれるものでありたいと思っています。私たちは作品を通して作曲家の様々な面を知ることができ、演奏する上では自分自身とも向き合っていきますが、他にも様々なところで、日々音楽を通して多くの方と時間を共有させていただいています。作品が魅力的であるために楽譜や己と向き合う過程や、一緒に音楽を作り上げていく方々との時間は彩りやエネルギー、充実感のある空間であり続けられるように、人が感じる感情を大切に、丁寧に表現することに向き合っていきたいなと思います。

演奏会情報

2022年10月15日(土)高橋美香子ピアノリサイタル
会場:東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
時間:13:30開演(13:00開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

高橋美香子
Mikako Takahashi ピアノ

桐朋学園大学卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。第10回東京ピアノコンクール第3位、第1回Kピアノsoloコンクール特別優秀賞、第8回東京国際ピアノコンクール審査員賞。2016年ウィーン夏期国際音楽ゼミナール受講、ディプロマ取得。現在ピアノを磯崎淳子、吉村真代の各氏に師事。

曲目

L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番 ホ長調 作品109

J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903

F.ショパン:ワルツ 第5番 変イ長調 作品42

F.ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2

J.S.バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ ニ短調 BWV.1004