武田怜音さん(ピアノ部門中学3年生の部第1位)第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー
- 2025.10.29
- コンクールオーディション
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第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

武田怜音 ピアノ部門中学3年生の部 第1位
L.v.ベートーヴェン/ピアノソナタ 第23番「熱情」 Op.57 第3楽章
F.ショパン/エチュード 第11番「木枯らし」 イ短調 Op.25-11
Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――今回初めてこのコンクールに参加させていただき、このような素晴らしい賞を受賞出来たことを本当に嬉しく思っています。地区本選と全国大会で演奏した曲は、ベートーヴェンの「熱情」とショパンの「木枯らし」の2曲というこれまで練習してきた中でも最も難しい曲で、自分にとって大きなチャレンジでした。練習の過程でなかなか克服できないフレーズがあったり、それぞれの時代の音を上手く表現出来なかったりと、行き詰まった時期が何度もありましたが、結果として評価していただき嬉しい気持ちでいっぱいです。ただ今回の結果については、ひとえに日々の練習の中でサポートしてくれた家族と、お忙しい中でも献身的にご指導してくださった先生のおかげだと思っています。普段はなかなか面と向かって言うことは出来ませんが、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです。さらに完成度を高められる部分がたくさんあると思うので、この結果に満足することなく自然体の演奏を目指してこれからも努力を続けていきたいです。
Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。
――ピアノを習うようになったのは幼稚園年中の頃からです。途中1年間のお休み期間もありましたが、それを除けばピアノはずっと続けています。小学生の頃はほとんどコンクールを受けたことがなく、中学生になってからも年1〜2回程度の参加ペースでしたが、今年は中学最後ということで自分の可能性に挑戦してみたいと思ったことが、このコンクールに参加した最大の理由です。そして実際に参加させていただき、さまざまな経験を積むことが出来て本当に良かったと感じています。
Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。
――レッスンの思い出、というよりいつも感じていることですが、先生の楽譜1音1音大事にされる音へのこだわりや、作曲家に対する深い造詣にはとても感銘しています。どんなにお忙しくても、自分たち生徒一人一人に対して毎回全力レッスンをしてくれる先生からいつも元気をいただいていると同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。
Q.これからコンクールに参加する人へアドバイスをお願いします。
――今回、この全日本ジュニアクラシック音楽コンクールをはじめとしたチャレンジを通じ、さまざまな会場の響きやピアノのメーカーの違いなどで、同じように弾いても客席に届く音が大きく違って聴こえると改めて感じました。まだまだ自分はその違いに合わせて弾き分ける技量は持っていませんが、客席から聴いてくださった先生のアドバイスや、審査員の先生方の講評を以前より細かく参考にすることを心掛けるようにしています。「客席で聴くことができない自分自身の演奏」だからこそ、客観的なアドバイスがとても大切だと感じています。
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