猿谷実那子さん(高校1年生の部第1位)第12回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー
- 2025.12.18
- コンクールオーディション
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第12回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

猿谷実那子 高校1年生の部 第1位
F.リスト/巡礼の年 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」S.162より 第3曲 タランテラ
Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――結果発表を見た時は驚きましたが、とても嬉しかったです。演奏は大満足とはいきませんでしたが、自分の努力が結果に結びつき、嬉しかったです。
Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。
――今回演奏させていただいた、リストのタランテラは、私が小さい頃から憧れを持っていた曲の1つです。タランテラの曲想をイメージさせる冒頭部分の激しい連打や、イタリア・ナポリをイメージさせる中間部のカンツォーネ風の旋律、そして、最後は再びタランテラをイメージさせる激しいダンスで曲が終わります。曲の中で曲想が大きく変わるので、景色や物語を意識して、演奏しました。
Q.より良い音楽、演奏のために普段から心がけていることはありますか。
――作曲家の時代背景や、その曲に対するイメージを膨らませるようにしています。そして、尊敬している演奏家の演奏を聴き比べ、音色や表現の仕方などを学ぶようにもしています。
Q.練習以外に音楽と向き合うためにしていることがあれば教えてください。
――弦楽四重奏や、オーケストラの演奏を聴いたり、様々な景色を見るようにしたりしています。ピアノを弾いたり聴いたりするだけではわからないことも、弦楽四重奏やオケを観たり聴いたりすることで学べることも多くあります。そして、様々な景色を見たりすることで、表現する音楽幅が大きく広がるのでより多くの景色を見るようにしています。
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