澤山和歌子さん(声楽部門マスターズG女声の部第1位)第4回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー
- 2026.01.14
- コンクールオーディション
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第4回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー

澤山和歌子 マスターズG女声の部 第1位
G.ロッシーニ/オペラ「セミラーミデ」より 麗しい光が(セミラーミデ役)
Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――第1位のお知らせを頂いた際はにわかには信じられず、何度もメールを確かめました。現実だと分かった瞬間、驚きと感激で言葉を失いました。これまでいくつかのコンクールに挑戦し、そのたびに喜びや落胆を経験してきましたので、コンクールの厳しさは身に沁みております。このたび最も栄えある賞を頂けたことは身に余る光栄であり、嬉しさと同時にその重さも感じています。歩みの遅い私を見捨てず導いてくださった先生方、温かく支えてくださった皆様、挑戦を許し見守ってくれた家族に心より感謝申し上げます。声楽は身体が楽器である以上、年齢との向き合い方も課題ですが、今回の受賞を励みに、これからも音楽と誠実に向き合い続けたいと思います。
Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。
――選曲は、広島での音楽の師であり本番でも伴奏をお願いしている、もりてつや.先生のご指導を仰いでおります。アマチュアとして時間も限られる中、歌うべき曲は無数にありますが、その時の状況を踏まえて選んでくださる先生に改めて感謝申し上げます。ロッシーニの「麗しい光が」は数年前に先生が選んでくださり、これまで何度も本番で歌ってきた大切な曲です。ベル・カントを代表するアリアで、罪を犯した女王が愛という光に救われる瞬間を描いています。劇的な導入に始まり、美しい旋律とレガートが重要な前半部分、後半部分は最後まで疾走感あふれるアジリタが聴きどころです。伝統的な装飾も加えています。楽譜を正しく読み取り、役の感情を理解し、身体をコントロールし、響きのある声でイタリア語と音符を正確に再現することを目標にしていますが、歌う楽しさとは反比例する難しさを常に感じます。
Q.今後の意気込みをお聞かせください。
――今回の受賞により、もっと実力を身につけたいという思いが一層強くなりました。コンクール期間中にも様々なことがありましたが、最高位を頂けたことで、自分自身が報われたこと、そして我が事のように喜んでくださる皆様や、これまでご指導くださった先生方へ少しばかり恩返しができたと感じられたことが、大きな励みとなりました。審査員の先生方のご講評も胸に刻み、今後も少しずつ精進し挑戦を続けたいです。声楽上の課題は山積していますが、年齢に関係なく学び続けたいと思います。歌わせていただける環境と機会に感謝しつつ、レパートリーを増やし、いつかソロやジョイントリサイタルなどを行うことを目標にしています。これまでどおり地元東広島のオペラ団体で舞台経験を重ね、ささやかながら地域文化への貢献にも尽力できれば幸いです。
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