【インタビュー】2026年3月7日(土)川辺真央ピアノリサイタル
【インタビュー】2026年3月7日(土)日暮里サニーホール・コンサートサロンで川辺真央ピアノリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて川辺真央さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
今回のリサイタルは、私にとって初めてのソロリサイタルとなります。このような大切な場を設けていただいたこと、そして日頃支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。不安や緊張もありますが、これまで音楽と向き合ってきた時間を大切にしながら、今の自分にできる精一杯の演奏をお届けしたいと思っています。ひととき、音楽の世界を共に味わっていただけましたら幸いです。
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
ブラームスの3つの間奏曲Op.117は、ブラームス晩年の内省的な世界が凝縮された作品で、派手さよりも 「語りかけるような音楽」 が特徴の曲です。
シューマンの幻想曲Op.17は、ベートーヴェンへの敬愛とクララへの想いが交錯する、シューマンの情熱と詩情が凝縮された作品で、激情・内省・崇高さが三楽章を通して対照的に描かれます。
ともに外面的な技巧や華やかさよりも、作曲家の内面を強く映し出した作品です。
シューマンの幻想曲が、激しい情熱や憧れを率直に表出しているのに対し、ブラームスの Op.117 では、その情熱が長い時間を経て内省へと沈み込み、より静かな語りへと変化しています。どちらの作品も、ロマン派らしい個人的な感情を出発点としながら、最終的には聴く者に普遍的な響きとして届く、そんな音楽の心の動きを聴いていただけたらと思います。
あなたにとって音楽とは何ですか。
私にとって音楽とは、唯一私のことを救ってくれる存在であり、苦しめる存在でもあります。これまで、辛いことや苦しいことがあっても、その想いを作曲者が曲にこめてくれた感情によって、救われてきました。しかしピアノを弾き始めて、音楽と関わりもう25年以上になりますが、なかなか後悔のない演奏ができたことはありません。その度に、何が足りないのか、と思い悩むのですが、そんな時でもその想いを曲に込めることによって、救われてきました。きっとこれからもも沢山救われ、沢山苦しむと思いますが、言葉では表せない感情を表現させてくれる音楽とこれからも歩んでいきたいと思っています。
演奏会情報
出演者

©Ayane Shindo
川辺真央
Kawabe Mao,Piano
東京音楽大学ピアノ科、同大学院鍵盤楽器研究領域卒業。 これまでに、西澤祥子氏、松浦健氏、植木純氏、佐藤俊氏に師事。2018年第150回記念ソレイユジョイント・リサイタル<ニューイヤーコンサート>出演。2024年第165回ソレイユジョイント・リサイタル<美しきピアノの世界>出演。第91回東京国際芸術家協会新人演奏会出演。
曲目
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
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