魚田愛音さん(ピアノ部門大学2年生の部第1位)第51回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

コンクールオーディション

第51回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

魚田愛音 ピアノ部門大学2年生の部 第1位

F.メンデルスゾーン/幻想曲 「スコットランド・ソナタ」 嬰ヘ短調 Op.28 第1、3楽章

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――第1位を受賞できたことを大変光栄に思っています。全国大会当日は、サプライズで日頃ご指導頂いている先生が聴きに来てくださったので、普段とは違った緊張感の中での演奏となりました。全国大会の前日レッスンでも更なる曲の深化を図るために多くの調整を加えていたことから、本番では、良い意味でのプレッシャーがあったことが集中力を高めることに繋がったのでは、と思っています。日々熱心にご指導をしてくださる先生への感謝の気持ちや期待に応えたいという気持ちから、心に残るような感動的な演奏を届けたい、という思いで演奏しました。結果的に、先生に第1位の受賞のご報告ができたことは、とても良かったと思っています。

Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。

――ピアノを弾く母の影響で2歳頃からピアノを習い始めました。本格的にピアノのレッスンを受けるまでの間も、生後3ヶ月頃から毎日母の膝の上に座ってピアノを触ることが日課となっていました。遊びながら弾いているうちに、先にピアノを習っていた兄の影響もあり、自然と自らピアノを弾くようになりました。人前で演奏することや舞台上に立つことへのメンタルを鍛えるために4歳頃から様々なコンクールに挑戦しています。演奏会と違う緊張感の中で演奏するコンクールは、自身のパフォーマンス力を向上させる機会として捉え、積極的に活用しています。全日本ジュニアクラシック音楽コンクールは第50回大会と合わせて今回が2度目の挑戦となりました。当コンクールは区分が学年ごとに細分化されているため、年齢の違いによる経験の差が少ないということや、専門的な教養の有無に関わらず同じステージに立てるという点が、私がこのコンクールに挑戦したきっかけです。

Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。

――レッスンは週に1回のペースで通っています。山梨から東京への移動は往復4時間程と、少し遠距離である点が大変ではありますが、毎週のレッスンがとにかく楽しみなので移動の大変さはそれほど苦にはなっていません。先生のレッスンは語彙力の高さを生かしたとてもおもしろいレッスンで、演奏の表現力だけではなく言葉の表現力の高さという点でも学ぶことが多いレッスンです。また、先生による肯定的な指導方法や演奏技術の高いレッスンは私の成長の幅を広げてくださると同時に、ピアノを始めた幼少期の頃のような純粋にピアノが楽しいという気持ちにさせてくれます。また、将来教師を目指す私にとって、生徒の長所を生かし、楽しみながら音楽を学べる先生のレッスンは教育の在り方や生徒との向き合い方などの面においても、とても勉強になる時間となっております。

Q.あなたにとって音楽とは?

――振り返ると、生まれて間もない頃から今日まで毎日欠かさずにピアノと向き合ってきました。ピアノの演奏を通じて色々な人との出会いがあり、演奏会やコンクール、ストリートピアノライブ、テレビ・ラジオへの出演、広告撮影など、たくさんの貴重な経験をさせて頂きました。一時期は、良い結果が出ずピアノの演奏が楽しくないと感じる時期もありましたが、ピアノをやめるという考えを抱いたことはこれまで一度もありませんでした。最近では、私の演奏に好意を持って頂き演奏後に声を掛けてくださるお客様との出会いや、何度も私の演奏の場に足を運んでくださる方とお会いするなど、音楽が人の心に届くということを気付かせてくれるような嬉しい出来事もありました。私自身、消極的な性格ですが、ステージでは堂々と振る舞うことができます。私にとっての音楽は自分の気持ちを伝えるための大事な手段であり、生活の一部であると思っています。

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