吉田知史さん(ピアノ部門小学6年生の部第1位)第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

吉田知史さん(ピアノ部門小学6年生の部第1位)第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

吉田知史 ピアノ部門小学6年生の部 第1位

F.J.ハイドン/ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob.XVI:23 Op.13-3 第1楽章
F.リスト/すべての長・短調の練習のための48の練習曲(24の練習曲) 第9番 S.136 R.1 変イ長調

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――本番では、緊張して気合が入り過ぎて、焦ったような演奏になってしまうことがあり、今回の全国大会では『落ち着いて、自分の音をしっかり聴くこと』を一番の目標にしていました。演奏している時、一瞬だけでしたが、音楽に乗りながらも冷静に自分の音を聴けた!と思えた瞬間がありました。弾き終わった時、目標が少し達成できて、嬉しい気持ちと充実感があふれてきました。そこにさらに、このような素晴らしい賞までいただけて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ直したいところはたくさんありますが、この賞を励みにして、これからももっと努力していきたいです。本当にありがとうございました。

Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。

――ピアノを始めたのは、小さい頃に姉のレッスンについて行っていたのがきっかけです。姉が弾いているのを見て、私も弾いてみたくなって、自分から先生にお願いしたと母から聞きました。こちらのコンクールには、先生から自由曲で挑戦できるコンクールとして勧めていただいたのがきっかけで、小学4年生の時に初めて参加しました。素晴らしいホールで演奏できることと、審査員の先生方からいただく温かく丁寧な講評が、自分の課題を客観的に知る上で大変勉強になり、大きな励みになったので、今年も参加させていただきました。

Q.本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。

――リラックス方法は、いつも応援してくれている家族に、本番前、舞台袖に向かう直前にハグをしてもらうことです。また、本番直前には簡単なストレッチをします。特に肩を大きく回して、体にたまった余分な力を抜くように意識しています。また、音が抜けてしまうことがないように、指先への意識を忘れないように気をつけています。