【インタビュー】2025年7月12日(土)友田楊子&齋藤陽花リサイタル~音が魅せる世界~

2025年7月12日(土)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで「友田楊子&齋藤陽花リサイタル~音が魅せる世界~」を開催いたします。リサイタルに向けて友田楊子さん、齋藤陽花さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
友田さん:今回のリサイタルは、私にとって初めて東京で開催するリサイタルとなります。
高校と大学の約7年を過ごし、大いに成長させてもらった場所で演奏をできることを大変嬉しく思います。また、その7年間を共に過ごした親友であるピアニストの齋藤陽花さんと再び演奏できることも非常に楽しみです。彼女は美しい音色を持ち、機知に富む音楽を奏でる素晴らしいピアニストです。私たちらしい音楽を十二分に届けられるよう準備してまいります。
齋藤さん:今回、友田楊子さんと一緒に演奏できることをとても楽しみにしています。
私たちは高校生の時から色々な場面で一緒に演奏をしていますが、本番を重ねるたび、友田さんの持つ深みのある音色と音楽に真摯に取り組む姿に刺激を受けています。お互いの音楽を味わい、楽しみながら、作品の世界を創り上げていきたいと思います。
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
友田さん:今回のリサイタルでは、ロマン派を中心とした色彩豊かな3つの作品を演奏いたします。
これらの作品を選んだ理由は、単純に私が好きな作品たちであるということもありますが、比較的近しい時代に生まれた3人の故郷や文化・言語の違いによる音楽の風味の多様さを楽しんでいただけると思ったからです。
若さ迸るメンデルスゾーンのソナタ、独特で神妙な世界観を持つマルタンのソナタ、ショーソンの愛の深層を描くポエム。とても趣深い演奏会になると思います。
齋藤さん:今回はメンデルスゾーン、マルタン、ショーソンの作品を演奏いたします。それぞれ違った雰囲気を持っているので、ヴァイオリンとピアノの掛け合いやハーモニーの重なりとともに、私たちの色々な面をお聴きいただけたらと思います。
あなたにとって音楽とは何ですか。
友田さん:必然的な存在です。離れることはできません。
齋藤さん:言葉に表すことが難しいですが、趣味であり仕事であり、癒しであり苦しみであり、私の中に色々な経験と感情をもたらしてくれるものです。音楽活動を通して色々なところに行ったり人と出会ったり、作品の世界から色々な感情を得たりしたことは、私にとって大切な宝物です。時には自分の音楽について悩んだり落ち込んだりすることもありますが、最後には音楽の楽しさを心から感じ、私を形作るものとして欠かせない存在であると日々感じています。
演奏会情報
出演者

友田楊子
Yoko Tomoda, ヴァイオリン
第90回東京国際芸術協会新人演奏会オーディションにて審査員賞を受賞。これまでにヴァイオリンを沼田園子、澤和樹、バロックヴァイオリンを戸田薫、室内楽を有森博、鈴木慎崇、市坪俊彦、中木健二、野口千代光の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。

齋藤陽花
Yoka Saito, ピアノ
2001年生まれ。3歳よりピアノを始める。これまでにピアノを小川ひで子、米山香穂里、高木早苗、野原みどり、渡邊健二の各氏に、ソルフェージュを秋山徹也氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程在学中。
曲目
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(メニューヒン版)
フランク・マルタン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
ショーソン:詩曲 作品25
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