【インタビュー】2025年7月12日(土)阿久津 幸ファーストリサイタル

2025年7月12日(土)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで「阿久津 幸ファーストリサイタル」を開催いたします。リサイタルに向けて阿久津 幸さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
初めてソロでリサイタルをさせていただきます。
素敵な機会をくださった東京国際芸術協会様に心より感謝申し上げます。
音楽を通して、皆様と心が共鳴しあえる瞬間をつくっていきたいです。喜びをもって謙虚に、心を込めて演奏させていただきます。
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
今回の演奏会の柱として、シューベルトとラヴェルの作品を選びました。
F. シューベルト/ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 作品164 D537
シューベルトが20歳の時の作品で、若いエネルギーと焦燥感や憧れ、日常的な喜びが同居しているように感じます。私も20歳なので、当時の彼の気持ちがわかるような気がしています。等身大の青春時代を表現したいです。
M. ラヴェル/夜のガスパール
「夜のガスパール」という詩集からラヴェルが選んだ3篇をモチーフに作曲されました。言葉にするのは難しいのですが、触れると冷たく、痛みすらあるのに、その圧倒的な美しさゆえに触らずにはいられないような魅力に溢れた作品です。
2つの作品の対比に注目しながら、聴いていただけると幸いです。
あなたにとって音楽とは何ですか。
音楽は私にとって、友であり、人生です。
楽譜を読んでいると、昔の時代を生きた作曲家も限りなく同じ「人間」で、苦悩や喜びがあり、その全てを音楽に昇華してきたんだ、と気付かされます。苦しい時も楽しい時も常に隣にいてくれる音楽は、心強く大好きな存在です。
演奏会情報
出演者

阿久津 幸
Sachi Akutsu, ピアノ
2004年生まれ、東京都・ドイツ・埼玉県育ち。
東京音楽大学ミュージック・リベラルアーツ専攻ピアノ演奏家コース3年に給費奨学生として在学中。
クラヴィコロン国際ピアノコンクール2016 第3位(ドイツ)。第24回日本演奏家コンクールピアノ部門高校生の部 第3位。第9回江戸川新進音楽家コンクールピアノ部門一般の部 第1位、江戸川フィルハーモニーオーケストラと共演。2025年度《東京音楽大学ピアノ演奏会〜ピアノ演奏家コース成績優秀者による〜》に出演予定。これまでに、播本三恵子、長川晶子、高橋いつき、光山綾子の各氏に師事。江戸川演奏家協会会員。
公益財団法人 北野生涯教育振興会 2025年度音楽奨学生。
曲目
J.S. バッハ=ジロティ編:前奏曲 ロ短調 BWV855a
F. シューベルト:ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 作品164 D537
M. ラヴェル:夜のガスパール
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