三田聡汰さん(ピアノ部門高校3年生の部第1位)第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

三田聡汰さん(ピアノ部門高校3年生の部第1位)第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

三田聡汰 ピアノ部門高校3年生の部 第1位

S.プロコフィエフ/ピアノソナタ 第2番 ニ短調 Op.14 第1、4楽章

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――この度はこのような素晴らしい賞を頂き、身に余る光栄です。このコンクールには、自分の成長の機会を増やすために初めて参加したため、規模感があまり掴めなかったのですが、高校3年生のみの大会という事で周りがとてもレベルが高く、様々な刺激、発見の連続でとても楽しかったです。

Q.本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。

――私は、前日にゲン担ぎに好物でもあるトンカツを食べます。そして当日舞台袖では、リュックにつけている「お文具といっしょ」のキャラクターの猫さんのぬいぐるみを見ながら、エビフライとギョーザのぬいぐるみをできる限り揉むということをしています。また、前日寝る時に着る服、当日会場までの服、靴、本番前に聞く音楽(プロコフィエフの曲の時はレニングラード交響曲を聞きます)、会場に入る時の足、座ってから弾くまでの動作を同じにするようにしています。意味があるのかは分かりません。やっている自分に自信を持つことが大事なのかなと思います。皆さんもぜひトンカツ、オススメです。

Q.これからコンクールに参加する人へアドバイスをお願いします。

――コンクールは、入賞出来たら嬉しいですが、そこに至るまでの道のりでの忍耐力や継続力、音楽の背景や、関連する他分野とのつながりなど柔軟で広い視野、自分の表現を考え、実行する思考力や主体性を育てることが大事かなと思っています。賞にこだわらず、自分の成長と音楽を深めることに意識すると演奏者も、サポートする周りの人も気持ちが楽になるかなと思います。

Q.今後の目標、どんな音楽家になりたいか聞かせてください。

――私は、今まで培ってきた技術や経験をもとにさらに音楽の技術や知見を深めていき、地元の音楽教員となり音楽教育の可能性を広げていきたいな思っています。音楽そのものや、音楽を通した子供たちの人間性の成長のきっかけを与えられるような教員になりたいと思っています。