森水優さん(フルート部門高校1年生の部第1位)第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

森水優さん(フルート部門高校1年生の部第1位)第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

森水優 フルート部門高校1年生の部 第1位

P.タファネル/「魔弾の射手」による幻想曲

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――私は今回初めてこのコンクールを受けました。音楽を熱心に学ばれている出場者が多いこのコンクールで第1位をいただくことができて嬉しい気持ちでいっぱいです。今回の受賞は私の努力だけでいただけたものではありません。レッスンしてくださる先生がた、応援やサポートをしてくれる家族や友達、フルートの親友がいるおかげだと思っています。感謝の気持ちを忘れずにこれからも精進していきたいです。

Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。

――幼い頃から音楽が大好きで3歳からピアノを始めました。それと同時期に母が所属していた楽団の演奏会を観てフルートに魅せられました。また、9歳の時に聴いた全国1位の宮本中学校管弦楽部のラフマニノフに感動し、私も絶対にこの管弦楽部に入りたいと思うようになりました。当時通っていた小学校にも管弦楽部があったので、そちらへの入部をきっかけに念願のフルートも始めることになりました。しばらくは管弦楽やアンサンブルに夢中だったのですが、管弦楽部の顧問の先生に勧めていただいたソロコンクールに出場したことでフルート独奏にも魅了され、ソロ活動にも力を入れるようになりました。中学まではピアノもフルートもコンクールに挑戦し続けていたので、二刀流の演奏家を目指したいと本気で思っていたのですが、高校受験を機にフルートを専門的に学ぶという道を選びました。こちらのコンクールは自由曲コンクールなので、その時に学んでいる曲で挑戦できるところに魅力を感じ、参加しました。

Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。

――今回のコンクールでの予選からの3曲は、高校に入学してから師事したお2人の先生から学びました。入学前から憧れていた先生がたのレッスン時間が毎回わくわくでとても楽しいものでした。全国大会では本選とは違う曲なうえに大曲を選びました。本選が終わってから全国大会の曲を取り組みはじめたのですが、なかなか思うように進まず本番に間に合うか、音楽的に仕上げられるのかなど不安な部分が多くありましたが、本番が近づくにつれて自分の苦手なところと今まで以上に真剣に向き合いながら練習することができました。今回のコンクールでは曲への取り組み方について学ぶ機会にもなったと思っています。まだまだ改善や工夫できる箇所はたくさんあると思っているので今回の大会で審査員の先生方からいただいたアドバイスや日頃のレッスンで言われたことを生かして今回の曲がさらに自分のものにできるようにしたいです。

Q.今後の目標、どんな音楽家になりたいか聞かせてください。

――吹いてみたい曲が山ほどあること、エチュードももっと進めたいことなどから、さら練習を頑張っていきたいです。聴いてくださる人の心に響く演奏ができる音楽家、また聴きたいと思っていただける音楽家になりたいです。